証券口座のページとかで「CFD」って言葉を知った場合に、「CFDって何だろう?」って疑問に思う事があると思うので、CFD取引とは何なのか?について記載します。

わかりやすく言うと、FXやってる方にとっては、CFDとは通貨以外のFXって感じです。

FXやった事ないって場合には説明が難しいのですが後述します。

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CFDとは?

CFDとは差金決済取引の事です。

差金決済取引は英語で、Contract For Differenceと言います。

その頭文字を取って、CFD、となってます。

CFD取引をわかりやすく言うと通貨以外のFX

CFD取引をわかりやすく言うと、CFD取引は通貨以外のFXの事です。

FXやってる方にとってはって感じになっちゃいますが。

1ドル100円の時に1万通貨の取引をFXでする場合に、FX口座に100万円預けないといけないってわけではないのと同様、CFDもCFD口座に預け入れる額が少なくても取引ができます。

で、FXではドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、カナダドル円、ユーロドル、等々の取引が出来ますが、これらは全て通貨です。

が、CFD口座では、通貨以外の差金決済取引ができます。

CFDとFXの違いは?

CFDとFXの違いは、差金決済取引をする対象が、株価指数や個別株、原油、金や銀、その他指数なのか(CFD)、通貨なのか(FX)っていうだけの違いです。

株価指数は、S&P500や、NYダウ、日経225、FTSE100等の事です。(インデックス)

ドル円じゃなく、S&P500で“FXできる”のがCFD。

豪ドル円じゃなく、原油で“FXできる”のがCFD、って感じです。

FXも差金決済取引の1つ

FXも差金決済取引の1つです。

CFDっていう大枠の中の、通貨が対象の取引についてはFXって名前が付いてるって感じの認識でOKです。

その他の物(株価指数とか)での差金決済取引は、個別に名前がついてるわけじゃなく、ただ単に、CFDって呼ばれてます。

  • 通貨の差金決済取引→FX=CFD(通貨)
  • 株価指数の差金決済取引→CFD
  • 原油の差金決済取引→CFD

という感じです。

CFD取引とは何なのか、差金決済取引とは何なのかの例

FXをやった事がない場合、CFD取引とは通貨以外のFXの事、差金決済取引の事って言われてもわかりづらいかと思うので、以下に例で記載します。

ただ、分かりにくい部分はあるかと思いますが。

CFDをやるならば、FX等証拠金取引・元本超過損取引の経験が必要なので通貨の例で記載します。(参照:GMOクリック証券のCFD口座を開設できる適格条件

今、A社、B社があり、2社の間で今は1ドルが100円で合意が取れているとします。

A社は1ドルが手元にあります。

B社は100円が手元にあります。

この時に、B社が1ドルをA社から買うなら、100円払えばA社から1ドル売ってもらえる事になります。

ただ、もし、B社が「1ドルが90円ぐらいの価値になったら、もう円での額面を減らしたくないから、A社から買った手元の1ドルをA社に買い取ってもらって(A社に売って)、90円で円のまま持っておこうと思っている」とします。(で、A社も1ドルを買い戻すのは全然OKとします。)

B社的には「損した10円はしょうがない」、って感じです。(最初持ってた100円が90円になるので。)

この場合、B社は1ドル買うのに100円必要でしたが、最終的に90円になったらA社に買い取ってもらうのが確定しているのならば(A社に手元のドルを売る)、取引的には10円があればOKだったと言えます。

100円じゃなく。

A社は10円の利益が得られればそれで同じ結果なので。
(B社は10円の損失になったらならばそれで同じ結果)

A社に100円渡す→B社は1ドルゲット→A社に1ドル買い取ってもらって90円が手元に残る=B社は10円の損失

A社に10円渡す→(B社は値動きの影響をゲット)→10円分の値動きが起きたらA社はB社に0円を渡す(何も払わない)=B社は損失が10円=A社は10円の利益

この時、100円を渡す事なく、10円だけ渡して取引できない?ってのが差金決済取引です。

実際に手渡す額を少額にして取引する、ってのが差金決済取引です。

100円だとイメージわきにくいかも知れませんが、例えば、上記の例での「100円」が「100万円」とすると、100万円手渡すんじゃなく、10万円手渡すから10万円分の値動きだけ取引できない?ってのが差金決済取引です。

=取引をするのに必要な額が少なく済むのが差金決済取引

CFD取引をするにはSBI証券とかGMOとかのCFD口座を作成する事になる

CFD取引をするには、SBI証券とか、GMOクリック証券とかのCFD口座を作成する事になります。

FXをやる時に、FX会社の口座を作成する事になるってのと同じです。

で、FX会社によって取引できる通貨ペアが異なるのと、同様な感じで、CFD口座も作成する所によって取引できる物が異なります。

ただ、CFDの場合は、取引所取引のCFDなのか、店頭取引のCFDなのか、で取り扱い商品は大きく異なります。

SBI証券とかは取引所取引のCFDで、株価指数でCFDができます。

GMOクリック証券のCFD口座は店頭取引で、色々な商品でCFDができます。(VIX指数でのCFDとか、原油でのCFDとか。)

という事で、CFD取引とは何なのかについてでした。

FXやってる方にとっては、わかりやすく言うとCFD取引とは“通貨以外でできるFX”です。

FXやってない方にとっては説明が上手くなく申し訳ないですが、実際に全額分手渡して、全額分で売買をするのではなく、値動きに必要な部分だけ渡すからその渡した額分だけは取引できるってのがCFD=差金決済取引って感じです。

=取引をするのに必要な額が少なく済む(レバレッジがかけられる)

CFDで取引すると額が少なくて済むって事に関しては、GMOのCFDで資金効率を加味したS&P500への投資方法でも記載しているので、FXはやった事ないけど、個別株やETFは買ってるって方は参考にしてみて下さい。

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