CFD口座を作って取引を始めてみよっかなって思った場合、「CFDのリスクってどんなのだろ?」「危険性にはどういう事があるんだろ?」って思う事があると思います。

なので、CFDのリスクや危険性にはどんな物があるのかについて記載します。

結論的には、元本超過損の可能性、過度なレバレッジ、がCFDのリスクや危険性としてあります。

スポンサーリンク

CFDのリスクは?

CFDのリスクには、元本超過損の可能性、があります。

元本超過損とは、投下した資金以上に損失になる事です。

現物の取引(個別株やETFの購入)では、元本を損する可能性はありますが、元本を超えて損失になる事はありません。

0になったら0で止まるだけで済みます。(済みますというかそれはそれできついですが。)

対してCFDは、差金決済取引なので、値動きや流動性、スリッページ次第では、元本以上の損失で強制ロスカットになり、0円で止まらず、マイナス◯◯◯◯円でロスカットってなる事があり得ます。

例えば、ロスカットレートを14.5ドルとかに設定しておいても、急激な値動き等々で、そのロスカットレートを超えて、13ドルとかで強制ロスカット(決済注文が約定)ってなり得ます。

その場合、1.5ドル分レートが超過しているので、口座に入金してある現金が足りなかった場合、その分を追加でCFD口座に入金する事になります。
(追加証拠金の入金)

入金すると言っても、ただ単に足りてない部分を入金しているだけでなので、入金した所でそのお金は新規注文には使えません。

CFDにはこういったリスクがあります。

CFDの危険性は?

CFD取引は証拠金取引です。

なので、証拠金があればポジションを持つ事ができるって面があります。

現物での取引ならば、その現物価格の全てを入金してそのお金で取引をする事になりますが、CFDではそのポジションを持つのに必要な額が少なくて済みます。

例えば、現物取引と比べて、10分の1のお金でポジションを持つって事も可能ですし(≒レバレッジ10倍)、5分の1のお金でポジションを持つ(≒レバレッジ5倍)って事も可能です。ただ、CFDでは下値(売りから入るなら上値)での強制ロスカットがあります。

もしくは、現物と同じ資金量で、現物の10倍のポジションを持つ事もできますし、現物の5倍のポジションを持つ事もできます。

これは危険性とも言えますし、メリットとも言えます。

少ない資金でポジションを持てるけれども、その反面、資金を失うまでの値動きの余地も少なくなります。

同量の資金で何倍ものポジションを持てるけれども、その反面、反対方向に相場が動いた時に、資金を失うまでのスピードもそれだけ速くなります。

相場が自分の思った方向に動けばそりゃ良いですが、自分の思った方向と反対方向になった場合の損失までの速さです。

なので、CFDの危険性としては、レバレッジコントロール、自分の欲のコントロール、資金管理を怠ると、相場が逆方向に動いた場合に、大きな損失になり得るって部分があります。

レバレッジを上げ過ぎない様に注意して行う必要がある、等。

上述した、元本超過損のリスクも加味すると、レバレッジが高い状態で元本超過損で強制ロスカットになったら、それだけ追加入金する現金(追加証拠金の入金額)も大きくなるって事にはめちゃくちゃ注意して行う必要があります。

CFDの為替リスクの意味合いはまた違う

CFDについて調べていると、「為替リスク」って言葉が出て来ると思います。

この為替リスクのリスクはまた意味合いが違って、「危険性」って意味合いではなく、「変動」の事を意味しています。

最初に見た時に「為替リスクって危険って事?どゆ事?」って思うかもしれませんが、為替リスクはただ単に為替レート(通貨のレート)による変動があるって意味合いです。

CFDでは取引する商品によっては、その商品の通貨がドルとか、ポンドとか、日本円じゃない事があります。(GMOクリック証券のCFDでやりたい投資にいくら必要かの確認方法

その商品を買う=CFD口座に入金されている日本円をその時のドル円のレート(A)でドル換算してから、その商品を買う事になり、その商品を売る時にもその時のドル円のレート(B)で日本円に換算してから、口座に円で入金される

こうなると、その商品の値動き(変動)以外にも、Aの時の為替のレートとBの時の為替のレートで、最終的に利益幅・損失幅が変わります。(変動)

なので、値動きだけじゃなく、為替のレートが新規注文の時(入り口)と決済注文の時(出口)で、変動要因がありますよって意味合いが「為替リスク」です。

GMOのCFDの為替リスクも全く同じ

CFDの店頭取引ができる所にGMOクリック証券のCFD口座がありますが、GMOのCFDの為替リスクも全く同じ意味合いです。

GMOのCFDではコンバージョンレートってのがその商品の為替レートとしてあるのですが、そのレートが新規の時と、決済の時で違うからその変動も利益・損失に影響がありますよってだけの意味合いです。

という事で、CFDのリスクや危険性にはどんな物があるのかについてでした。

リスクとしては、元本超過損の可能性があります。

危険性としては、過度なレバレッジをかけてしまう可能性、って部分があります。

CFD取引をする場合は、レバレッジコントロール(証拠金を積み増す・入金しておく額を増やす)をして、ちゃんとリスクを加味して何やってるか理解した上で行う事が必要になってきますって感じになります。

CFDではどんな取引ができるのかについてはGMOクリック証券のCFD口座ではどんな投資ができるの?をご覧下さい。

次ページ→CFDでの長期投資、長期保有ってどうなの?

スポンサーリンク