GMOクリック証券のCFD口座を開設してやりたい取引があるけど、いくらあればできるのかな?って疑問が出る事があると思います。

なので、GMOクリック証券のCFD取引でやりたい投資にいくら必要か確認する方法を記載します。

GMOクリック証券【CFD】

取扱銘柄の口座種類を確認

最低必要な額がいくらなのか計算するにあたって、GMOクリック証券の取扱銘柄の口座種類を確認しておく必要があります。

CFD口座の中でも、「株価指数CFDの口座」、「商品CFDの口座」、「バラエティCFDの口座」、「株式CFDの口座」、で別々に証拠金の計算が行われるので。

入金自体は、CFD口座1つなのですが、証拠金の計算は口座種類毎に行われます。

GMOクリック証券のCFD口座で取引できる商品は、この4つのいずれかの「口座種類」に分類されてます。

で、口座種類によって、以下の様に必要証拠金・最大レバレッジ、が変わります。

GMOのCFDの口座種類毎の必要証拠金を確認

GMOのCFDの口座種類毎の必要証拠金

  • 「株価指数CFD」は取引金額の10%に相当する日本円(最大レバレッジ10倍の意味合い)
  • 「商品CFD」は取引金額の5%に相当する日本円(最大レバレッジ20倍の意味合い)
  • 「株式CFD」は取引金額の20%に相当する日本円(最大レバレッジ5倍の意味合い)
  • 「バラエティCFD」は取引金額の20%に相当する日本円(最大レバレッジ5倍の意味合い)

参照原資産と通貨と取引単位とチャートとクロス円のレートで判断

いくら必要なのかはGMOクリック証券の取扱銘柄のページにある「参照原資産」と「通貨」と「取引単位」を確認すればおおよそが分かります。

やりたい投資の商品でどのくらいあれば良いのか口座開設前に確認するならばこの3つと、「その商品のレート(チャート等をネット検索)」と、「その通貨と円のレート(クロス円のレート。こちらもネット検索)」が分かれば、円でいくら必要なのかが判断できます。

あとは、GMOクリック証券のそれぞれの口座種類毎の最大レバレッジ(上述した数値)を加味すれば、最低必要額が分かります。

例えば、GMOクリック証券の商品名が「日本225」なら参照原資産が日経225先物なので「日経225先物の価格」と(これはGoogleで検索します。)、日本225の「通貨」と「取引単位」(こっちはGMOクリック証券の取扱銘柄のページで確認できます。)が分かればいくら入金すれば取引できそうかの金額が分かります。

参照原資産が日経225先物なのでその価格を見る方がより近い価格が分かりますが、いくらぐらい必要かを調べるだけなら日経225の価格を確認するのでOKです。先物じゃない物。

日経225の価格を知りたいって思ったら「日経225 チャート」等とネット検索すれば日経225の価格が分かります。

他にも、GMOクリック証券の商品名が「米国30」なら、参照原資産がNYダウ先物なので、NYダウの価格と、「通貨」と「取引単位」が分かれば必要になりそうな金額が分かります。

GMOクリック証券の取扱銘柄のページにこんな感じで記載されてます。
GMOクリック証券のCFDの取扱銘柄のページ

GMOクリック証券のCFDは店頭取引で、GMOクリック証券と自分との相対取引で、GMOクリック証券のCFDで提示されているレートはGMOクリック証券独自の値です。

参照原資産というのは、そのGMOクリック証券が仕入れて販売って感じにしてる商品(私達がこれをGMOクリック証券から買ったり、に売ったりしている物)の取引所での金融商品、という感じです。

NYダウ(米国30)での証拠金の計算の具体例

例えば、NYダウ(GMOのCFDでは米国30)の値が、調べた時点で26475だったとします。
GMOクリック証券のCFDの米国30(NYダウ)の取引画面

※CFD口座作って注文する段階では画像の様にすぐ確認できる様になっていますが、口座作成前はこの画面は表示できないので、前もって必要な資金量を調べたい時は自分で確認する事になります。

以下の、赤字の所がGMOのCFDの取扱銘柄のページで確認できます。
黒字の所はGoogleで検索して自分で用意する事になります。

米国30(GMOクリック証券における参照原資産がNYダウ先物の商品名)は、通貨が米ドルです。

で、その時の、1ドルが何円かのレート(ドル円)が、112.33円/ドルだとします。

この場合、NYダウの値の26475ドルは≒2973936円です。約300万円。

で、GMOクリック証券のCFDにおける米国30の「取引単位」は「CFD価格の0.1倍」です。

なので、レバレッジ1倍レベルにするには、300万円×0.1=30万円程度が必要ってのが分かります。

で、米国30はGMOクリック証券の「株価指数CFD」の口座種類の取引なので、「株価指数CFDは取引金額の10%に相当する日本円」が必要証拠金として必要になります。(最大レバレッジが10)これも別ページですがGMOクリック証券さんのHPに記載があります。

必要証拠金は、取引金額30万円の10%=3万円

=この時のレートの場合に、米国30を1枚取引するのに証拠金として最低いくら必要かというと、3万円程必要、というのが分かった!

実際のトレード画面では必要証拠金は29738円≒3万円程

GMOクリック証券【CFD】

ポジションを持つのに最低これだけ必要ってだけの意味

ただ、上記の「最低いくら必要か」の額はあくまでもポジションを持つのに最低これだけ必要ってだけの意味で、実際に口座を開設してまともに取引をする場合には、更に入金額は必要になってくる事には注意して下さい。

上記で言うと最低3万円(最大レバレッジ)~最高30万円程度(最低レバレッジ)が、米国30を1枚取引するのに使えるお金、という感じです。

ロスカット幅は自動で確定

GMOクリック証券のCFDでは、ポジション・建玉(たてぎょく)毎に、新規約定時に自動でロスカットレートが確定します。

セーフティーバルブシステムって名前です。

これは、有効期限が無期限のストップロスって感じです。

レバレッジを変更したい=もっとロスカットレートを下げたいって場合には?

自動で決まったロスカットレートよりも、もっとロスカットレートを下げたいって場合=レバレッジを変更したいって場合には、もっとGMOのCFD口座に入金をしておき、「任意証拠金」を積み増せる様にしておけばできます。

CFD口座ではポジションを持った後に「建玉一覧」等から、ロスカットレートの変更ができるのですが、そのロスカットレートを自分の好きな値まで下げれば、ロスカットレートを下げれます。=レバレッジが変更できる

この場合は、上記の必要証拠金に加えてその分のレート下落に耐えられるだけの資金が「任意証拠金」として、取引余力から拘束されます。

=必要証拠金以上の入金額が必要

ロスカットレートをめちゃくちゃ下げれば、レバレッジ1=現物取引に近付いた状態にもできます。
(実際には必要証拠金分があるのでレバレッジ1には届きません。近い状態にはできるって感じになります。)

上記の米国30のレートで言うなら、建玉1枚につき、30万円用意すれば、レバレッジ1に近い状態でポジションを持てます。

それだとCFDのメリットがあまりないかも知れませんが。

私は超長期で米国VIベアETFの買い持ちをGMOのCFD口座でやってるのですが、超長期で持つにあたって、レバレッジ1レベルにして(ロスカットレートをかなり下げて、任意証拠金を現物レベルの量にして)、懸念少なく買い持ちできる様にして持ってます。

以下に、GMOクリック証券のCFD口座で取引できる主な商品でどんくらい必要かの額の計算結果を例として記載します。

FTSE100(イギリス100)を買って運用するのにいくら必要?

FTSE100を買って運用するのにいくら必要かは、GMOクリック証券の取扱銘柄の「イギリス100」の所を見ればOKです。

参照原資産:FTSE100先物
通貨:GBP(イギリスポンド)
取引単位:CFD価格の0.1倍
レート:例として7100(「FTSE100 チャート」等でネット検索)
クロス円:例として146.56円/ポンド(GBP/JPYのレート)
口座種類:株価指数CFD(10%相当の円)

この場合、FTSE100(イギリス100)を買うのには、約10405円が最低必要と分かります。(レバレッジ10倍)
(7100×146.56×0.1倍×10%)

レバレッジ1倍程度にロスカットレートを動かしたいなら、更に94000円程を入金しておいてロスカットレート変更、という事になります。
(約10405円×10-約10405円)

価格調整額狙いで疑似的に配当をもらう感じの運用でイギリス100を積立していこうと思ってるって事があると思いますが、その場合には長期間の運用になるので、レバレッジは下げた状態で保有した方が良いかと思います。

なので、証拠金はちゃんと積み増してロスカットレートを変更しておく事になります。

インドの株価指数(Nifty50先物)だといくら必要?

インドの株価指数(Nifty50先物)だといくら必要なのかを考えるには、GMOクリック証券の取扱銘柄の「インドNIF」の所を見ればOKです。

参照原資産:Nifty50先物
通貨:USD(米ドル)
取引単位:CFD価格の0.1倍
レート:例として11434.2(「Nifty50 チャート」等でネット検索)
クロス円:例として110円/ドル(USD/JPYのレート。ドルストレートですが揃えるためにクロス円として以下記載します。)
口座種類:株価指数CFD(10%相当の円)

この場合、インドNIFを買うのには、約12577円が最低必要と分かります。(レバレッジ10倍。これが必要証拠金です。)
(11434.2×110×0.1倍×10%)

インドの株価指数(Nifty50先物)を長期保有する感じで、レバレッジ1倍程度にロスカットレートを動かしたいなら、更に113199円程を入金しておいてロスカットレート変更、という事になります。
(約12577円×10-約12577円)

原油だと証拠金はどのくらい必要?

原油を取引したい場合の証拠金の計算については、そのまんまですが、GMOクリック証券の取扱銘柄の「原油」の箇所を見ればOKです。

参照原資産:WTI先物
通貨:USD(米ドル)
取引単位:CFD価格の10倍
レート:例として45(「WTI原油 チャート」等でネット検索)
クロス円:例として110円/ドル(USD/JPYのレート)
口座種類:商品CFD(5%相当の円)

この場合、原油を買うのには、証拠金として約2475円が最低必要と分かります。(レバレッジ20倍。これが必要証拠金です。)
(45×110×10倍×5%)

レバレッジ1倍程度にロスカットレートを動かしたいなら、更に47025円程を入金しておいてロスカットレート変更、という事になります。
(約2475円×20-約2475円)

関連:個人で原油の取引をしたい場合におすすめなのはGMOのCFD!

米国VI・VIX指数だと必要証拠金はいくらぐらい?

米国VI・VIX指数の必要証拠金がいくらかを考えるには、GMOのCFDの取扱銘柄のページの「米国VI」の箇所を確認します。

参照原資産:VIX先物
通貨:USD(米ドル)
取引単位:CFD価格の10倍
レート:例として15(「VIX指数 チャート」等でネット検索)
クロス円:例として115円/ドル(USD/JPYのレート)
口座種類:バラエティCFD(20%相当の円)

この場合、米国VIを買うのには、約3450円が最低必要と分かります。(レバレッジ5倍。これが必要証拠金です。)
(15×115×20倍×20%)

レバレッジ1倍程度にロスカットレートを動かしたいなら(レバレッジを変更したいなら)、更に13800円程を入金しておいてロスカットレート変更すればOK、という事になります。
(約3450円×5-約3450円)

米国VIベアETF・SVXYの価格だといくら必要?

米国VIベアETF・SVXYの価格だと買うのにいくら必要なのかを調べるには、GMOのCFDの取扱銘柄の「米国VIベアETF」の箇所をまず確認します。

参照原資産:プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF
通貨:USD(米ドル)
取引単位:CFD価格の1倍
レート:例として53(「VIX指数 チャート」等でネット検索)
クロス円:例として111円/ドル(USD/JPYのレート)
口座種類:バラエティCFD(20%相当の円)

この価格の場合、米国VIベアETFを買うのには、証拠金として約1176円が最低必要と分かります。(レバレッジ5倍。これが必要証拠金です。)(53×111×1倍×20%)

レバレッジ1倍程度にロスカットレートを動かしたいなら、更に4707円程を入金しておいてロスカットレート変更、という事になります。
(約1176円×5-約1176円)

米国VIベアETFは超長期買い持ちでやりたいって事が多いと思うので、証拠金を積み増して(ロスカットレートを変更して)レバレッジを下げておくのがおすすめです。

呼値=レート表示の幅

ちなみに、取扱銘柄のページに「呼値」ってありますが、これはレート表示の幅の事です。

呼値:0.01ドルなら、レートは0.01の幅で動きますよって値です。(0.0001ドルとかではレートは動かない)

例:レート19.51はあるけど、レート19.511とかはない。19.51や19.52、19.50等のレート表示の幅で動く商品と分かる

GMOのCFD口座を作成した後はこういう面倒な証拠金の計算は必要ない

今はGMOのCFD口座を作成する前なので、やりたい投資にどんくらいの資金が必要かを調べるため上記の様に計算しましたが、口座を作成して実際に取引する際にはこういう面倒な証拠金の計算は必要ないです。

取引したい商品を選んで画面遷移すれば、「必要証拠金」って、その時のその商品のレートやクロス円のレートも加味した状態で、一発で出て来るので。

それがその商品を1単位取引するのに最低必要な、取引余力、です。(新規の取引に使えるCFD口座の資金)

レバレッジ1倍レベル(現物での保有に近付けての取引)にするのに必要な証拠金(必要証拠金+任意証拠金)を知りたいってなったなら、ただ単にその「必要証拠金」×「その商品の最大レバレッジ(同じ画面に出て来ます。)」をかければOKです。

口座作成後の取引の時にも毎回上記の様な証拠金の面倒な計算があるわけじゃないのでそこは心配しなくてOKです。

実際の取引画面(マクドナルドの株でCFDやるにはいくら必要か)

「株価指数CFD(NYダウの米国30等)」だけじゃなく、上述した4つの口座種類全てでトレード画面で一発で分かる様になっています。

実際の取引画面は、例えば、マクドナルドだと、こんな感じで出て来ます。
GMOクリック証券のCFDのマクドナルドの画面

マクドナルドの株でCFDやるにはいくら必要かを計算する場合には、上述した計算方法でやると以下の様になります。

マクドナルドは「株式CFD」が口座種類です。

通貨はUSDです。

で、この時のドル円は111.36円。

取引単位の部分は1倍なので、158.19ドル×1倍=158.19ドルになります。

円にすると、158.19ドル×111.36(円/ドル)=約17616円になります。

で、株式CFDは必要証拠金が取引金額の20%に相当する日本円なので、約17616円×20%=3523円が必要証拠金になります。

実際に取引する際には、必要証拠金は画像の様にそのまま掲載されています。3517円

=上記の計算方法でいくら必要かがちゃんと判断できてる

※微妙にズレてますがコンバージョンレート(クロス円のレート。マクドナルドはドルなので、ドル円のレート)が動いたり、マクドナルド自体のレートが動いたり等で計算が変わるって認識です。

という事で、GMOクリック証券のCFDでやりたい投資にいくら必要か確認する方法でした。

口座開設前にどのくらいの額が証拠金として必要になるんだろ?って思う事があると思いますが、

GMOクリック証券のHPで必要な物を調べて(参照原資産、通貨、取引単位、口座種類の必要証拠金の%)、
その商品の「参照原資産のその時のレート」と「クロス円のその時のレート」を調べれば判断できます。

ので、やりたい商品があるのならば必要額を計算して申し込むか否か判断してみて下さい。

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GMOクリック証券【CFD】

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