GMOクリック証券のCFD口座に興味があってもどんな投資ができるのか分からないって事があると思うので、CFD口座だからこそ系の主だった所(私の中で)を記載します。

GMOクリック証券【CFD】

米国VIベアETF、SVXYの買い持ち長期投資

GMOクリック証券のCFD口座では「米国VIベアETF」っていう、参照原資産が「SVXY(ティッカーがSVXY)」の物が取引できます。

私は、GMOクリック証券のCFD口座でこの米国VIベアETFの買い持ち投資をやってます。超長期投資って感じでやり始めました。

これはS&P500の変動が大きい期間が長いと思うか、S&P500の変動が少ない期間が長いと思うかどっち?って感じの投資です。

SVXYとは?米国VIベアETFとは?

SVXYとはETFで、VIX指数(恐怖指数)の-0.5倍の値動きを目指すって物です。

チャートはこんな感じです。
SVXYのチャート
出所:Yahoo!FINANCE

米国VIベアETFとは、上記のSVXYが参照原資産のGMOクリック証券のCFD口座の商品名です。

「米国VIベアETF」のチャートはこんな感じです。
GMOクリック証券のCFDの米国VIベアETFのチャート

私は、大暴落した、ってのを聞いたのでそれで興味持って始めたって感じです。安い時に買えるならまぁ、って思ったので。

※以下、私の中でのSVXYやVIX指数の理解を元にこれらについて記載していますが、正直あやふやな理解の部分があるので、あくまでも参考程度に留めて下さい。

英語ですが、Yahoo!FINANCEに記載されているSVXYの説明は以下です。

Fund Summary
The investment seeks daily investment results, before fees and expenses, that correspond to one-half the inverse (-0.5x) of the performance of the S&P 500 VIX Short-Term Futures Index for a single day. The index seeks to offer exposure to market volatility through publicly traded futures markets and is designed to measure the implied volatility of the S&P 500 over 30 days in the future.

「S&P 500 VIX Short-Term Futures Index」はVIX指数※後述の事です。(VIX指数の短期先物)

黒字にした「one-half the inverse (-0.5x) of the performance of the S&P 500 VIX Short-Term Futures Index for a single day」の部分から、「SVXYはVIX指数の短期先物の値動きの-0.5倍を目指す」って感じの動きをする物です。

-0.5倍なので、
≒VIX指数が上がるなら、SVXYは下がる、VIX指数が下がるならSVXYは上がる

VIX恐怖指数とは?

VIX(恐怖指数)とは、S&P500のボラティリティ(変動)を元に算出されている指数(インデックス)です。恐怖指数とも呼ばれています。

Wikipediaより引用

恐怖指数(きょうふしすう、英: volatility index, VIX)とは、シカゴ・オプション取引所(英語版)(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。通常は10から20の間で推移する。1993年より発表されるようになった。

指数の計算式もWikipediaに載っています。

正直計算式見ても私には何が何かは分からないですが。

「数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。」と書かれている様に、リーマンショック時とかチャイナショック時とか、ギリシャショック時とか、そういう時にVIX指数の数値は上がります
GMOクリック証券のCFDの米国VIのチャート、リーマンショックの時にかなり跳ね上がった

逆に、ボラティリティが少ない時は、VIX指数は下がる様になっています。(-0.5倍のSVXYはこの場合上がります。)

長い期間のVIX指数のチャートはこんな感じです。
VIX指数の長期チャート

VIX指数はCNNのFear&Greed指数の1つにもなっています。

VIX指数はジリ上げとか、ジリ下げは値が下がる

VIX指数はS&P500の変動(ボラティリティ)が大きいと値が上がり、変動が少ないと値が下がります。

=ジリ上げとか、ジリ下げとかは、変動が少ないので、VIX指数の値が下がる
=暴落とか大暴落とかは変動が大きいのでVIX指数の値が上がる

SVXYは-0.5倍なので逆の値動きをする商品

で、GMOクリック証券で扱いのある参照原資産がSVXYの商品(米国VIベアETF)は、VIX指数の-0.5倍の動きをするので、上の文の動きの部分を逆にした値動きをする商品って事になります。

例えば、VIX指数の値が-2なら、SVXYはレートが+1って感じの商品です。(-2×-0.5)
(VIX指数の値が下がるなら、SVXYはレートが上がる

逆の場合の、VIX指数の値が+40なら、SVXYはレートが-20って感じの商品です。(+40×-0.5)
(VIX指数の値が上がるなら、SVXYはレートが下がる)

≒S&P500がジリ上げとか、ジリ下げとかは、SVXYは値が上がる傾向
S&P500が暴落とか大暴落とかだとSVXYは値が下がる

S&P500の変動→VIX指数の上げ下げ→SVXYの下げ上げ

VIX指数はS&P500を対象としているので、S&P500の値動きでSVXYが上がるか下がるかが変わります

で、S&P500は上げの時はジリ上げが多かったり、どっちつかずの時は変動が少ない(=どちらもVIX指数が下がる)ので、長い目で見た時のどっちの状態かの期間としては、SVXYが上げになるS&P500の値動きが多いって感じになります。

で、下げの中でも突発的な暴落とかは一気にVIX指数の数値は上がりますが、ボラティリティがなくなっていく時(S&P500の下げが一服してボックス相場になる様な時など)は、段々とVIX指数の数値が下がります。

市場の変動が少なくなるので。

=SVXYの上げになっていく。

→S&P500の変動が大きい期間が多いか、変動が少ない期間が多いか、という感じの投資

GMOクリック証券さんが付けている商品名が「米国VIベアETF」≒SVXYが取引できる証券会社

GMOクリック証券のCFD口座ではこのSVXYを参照原資産とする「米国VIベアETF」っていう名称の物が取引できます。

店頭取引でGMOクリック証券さんが付けている商品名が「米国VIベアETF」って感じです。

≒SVXYが取引できる証券会社になってる

直接国内の証券会社の外国株式の口座でSVXYの取引ができるならそれでやろうかなと思ったのですが、SBI証券や楽天証券等には取り扱いがありませんでした。

なので、じゃあCFD口座でレバレッジかなり下げて(レバレッジ1レベルで)やろうって事でGMOクリック証券でやってます。

これは超長期買い持ちでやってます

長い期間見ればS&P500は変動少ない期間が多く、上げの影響がより濃く出るんじゃないかな?と思ったので。

GMOクリック証券【CFD】

VIX指数の先物で取引できる(米国VI・VIX指数のロング)

GMOクリック証券のCFDでできる投資としては他に、米国VI(VIX指数)のロング(買い)なんかもあります。

これは上述したVIX指数が上がるかどうかっていうやり方です。

GMOのCFDではVIX指数の先物で取引できます。

S&P500をショートしたいけどショートは嫌って時など

VIX指数はS&P500のボラティリティが高い時に、数値が上昇します。

で、S&P500のボラティリティが高い≒急激な値動きなのは、後から〇〇ショック的な名前を付けられる暴落時が多いです。

なので、S&P500をショートしたい(売りから入りたい)けどショートは嫌って時に、GMOクリック証券の米国VIをロングでポジション持っとくで代替、とかってのができます。
S&P500をショートしたいって思った時にGMOクリック証券のCFDの米国VIのロングで代替?

デメリットとしては、価格調整額(期近→期先の値の差をプラス、マイナスで調整)がマイナスになると、長期保有だとポジション持ってるだけでマイナスが積みあがっていくって部分があります。

ロングでポジション持つ時は、基本VIX指数の値が低い時が多いので、それだとVIX指数の短期先物の値が「期近<期先(乗り換え先の先物の方が価格が高い)」になる事が多く、そうなると、先物の乗り換えだけで評価益がプラスになっていっちゃうので、それを「価格調整額」で調整≒この場合、マイナスの額が付与される、ので、長期でほったらかすって事が難しくなっています。

=「S&P500の暴落に備えてロングで米国VIを長期保有しとこ」とかはしづらい

色々なやり方があるかと思いますが、私の中では「S&P500が下がりそう、けどショートはしたくない」って時に、ロング(買)でVIX指数で代替って感じかなと思います。
GMOのCFDでの米国VI、VIX指数の買い(ロング)でポジションを持った事の約定メール

VIXへの投資法として米国VIショートで価格調整額狙いもできる

VIXへの投資法として他にも、米国VI、VIX指数のショートで、価格調整額狙いの投資もできます。

今度は逆に、米国VI(VIX指数)のショート(売り)です。
GMOのCFDでの米国VI、VIX指数の売り(ショート)でポジションを持った事の約定メール

上述した「価格調整額」がプラスになる先物の乗り換えの時にポジション持っていれば評価益にプラスの額が付与されるので、それを利用したやり方です。

例えば、〇〇ショックが起きてVIX指数が結構上昇した、って時なんかに、米国VI(VIX指数)のショートでポジションを持ちます。

VIX指数はボラティリティが収まるにつれて値が下がっていくので、S&P500のボラティリティが高い状態が収まるにつれて値が下がっていきます。

なので、米国VIの値が高めの所でショートできていると、値が下がるにつれて評価益として、まずプラスになっていきます。

で、その後ある程度ボラティリティが下がったら、今度は先物の乗り換えの時に、上述した「期近<期先(乗り換えでレートが上がる)」の状態になって、何もしてないのに(先物の乗り換えが行われただけなのに)、評価益が減ったってなっちゃうので(ショートなので乗り換え時に値が上がったらその分評価益が少なくなります。=このままだと損している状態)、その部分の調整で「価格調整額」があり、評価益が減った、の調整、でプラスの価格調整額が付与されます。

ショートだからと言って、常に価格調整額がプラスで付与されるってわけではなく、あくまでも「期近<期先」なのか「期近>期先」なのかで、プラス・マイナスが変わります。
GMOクリック証券のCFDの米国VIのトレード画面の価格調整額について
この発生日の時に米国VIのショートポジションを持っていたら、1枚につき「+1542円」されます。これを貯める投資法です。額は期近、期先の値の開きによって変わります。

マイナスになる事もあるのですが、ただ、VIX指数の性質(ボラティリティを数値化)からして、ある程度低くなったら(市場が結構安定したら)、その値より、その先・未来(期先)の不確実性でリスク懸念って感じだと思うのですが、先物の乗り換え時に「期近<期先」になりやすい傾向があります。

=この場合、ショートポジションなら、価格調整額がプラスで付与
(価格調整額は毎月一回付与されます。)

なので、米国VIのショートポジションを構築して、ポジション分だけ価格調整額がプラスで付与されるのを売り持ちで期待って投資もできます。GMOクリック証券のCFDでは。

反面、デメリットとしては、ショートなので上が青天井(VIX指数の上が青天井)って部分があります。

ちゃんとストップロスは置けます。
(GMOクリック証券のCFDではセーフティーバルブの値を変える≒任意証拠金を積む、事で有効期限無期限の状態でストップロスを置けます。)

ただ、結局私は、時期的にも(2019年2月時点でS&P500が長い事上げっ放し)、上が青天井なのは、ストップロスをちゃんと置いてても、いざS&P500が暴落した時に(米国VIが跳ね上がってストップロスにかかった時に)ちゃんと約定すんのか気になっちゃうなって事で一旦全決済しました。(ちょこちょこはやってます。)

FTSE100の先物(イギリス100)の買い持ち

他にもGMOクリック証券のCFDでは、FTSE100の先物(フッツィーワンハンドレッド。フッツィーひゃく。GMOクリック証券ではイギリス100という商品名です。)の買い持ちなんかもできます。

FTSE100は英の代表的な株価指数です。

GMOクリック証券は店頭取引で、商品名としてイギリス100としています。

FTSE100(イギリス100)で価格調整額≒配当、&値上がり益

GMOクリック証券のCFDのFTSE100はロングでの価格調整額狙いのやり方です。

レバレッジかけてのETFの分配金狙いみたいな感じです。(配当金狙い)
GMOクリック証券のCFDのFTSE100(イギリス100)のトレード画面
この発生日の時で言ったら、イギリス100のロングのポジションを持っていたら、1枚につき「+1228円」されます。額は期近、期先の値の開きによって変わります。

価格調整額は、配当とは違ってポジションを決済しないと出金等はできませんし、再投資なんかもできません。

ただ、FTSE100は結構配当額が大きい(構成銘柄が配当利回り高かったり)ので、配当が出ない先物(イギリス100の参照原資産)でもそれを加味した状態で値動きがあり、乗り換えでかなりレートが下がる事があります。

=この場合、価格調整額は結構プラスで付与される

と同時に、乗り換えでレート自体が(GMOのCFDで提供されているイギリス100自体のレートが)同じだけ下がっているので、評価益自体はその時点では変わりません。(価格調整額でプラスの額=レート下がった事の評価益のマイナスの額、で同じなので。)

が、FTSE100は株価指数なので、長期で見れば上げ?って可能性があるので、レートが上がれば評価益はもちろん上がっていきます。(イギリス100自体のレート)

で、その間にもらった価格調整額は内部的にというか、評価益として貯まっていってます。

≒この場合は配当&値上がり益って感じにできてる

ただ、上述した様に現物の株とかの配当と違い、価格調整額はポジションを決済しないと使えない(再投資や出金はできない)ってデメリットがありますが。

私の狙いとしては、FTSE100がある程度下がった時、暴落した時、にレバレッジかなり下げたレベルで定期的にロングでポジションを持って、その後、結構上にいったならば、ストップロス(ロスカットレート)を引き上げて、レバレッジ上げてずっと買い持ちってできたら良いなって感じで考えてます。

で、ストップロスを上げた事で余裕ができた資金は他に回したり。(ポジション保有に影響していない部分の資金。CFDなのでこういう事ができます。)

いかなかったらいかなかったで利回り下がりますが低レバレッジのままずっと買い持ち(価格調整額狙い)しようかな、みたいな感じで。(株式インデックスなので長期で上げ期待って感じで。)
GMOクリック証券のCFDのFTSE100(イギリス100)のチャート画面

これは、いまだ、私がポジション持とうと思った所まで下がってないのでできていません。

また、暴落時に他に目当てのがあるので(ARCCだったりMAINだったりPFFだったりSPXLとかEDCとかだったり、他にもVとかMSFTとかMSCIとか、買うタイミングがあんまない銘柄等の買付を考えてます。)、FTSE100に回す資金があるかなってのがありますが。

って事で、GMOクリック証券のCFDではFTSE100の配当金狙い的な投資もできます。

ちなみに、くりっく株365(こっちは取引所取引です。店頭取引ではなく。)でもFTSE100は取引できます。

S&P500も同様

GMOクリック証券のCFDではS&P500への投資もできます。

これは、利回り的にはまぁまぁのグロース株的な狙いの投資方法です。

やり口としては上述したFTSE100と同様ですが、FTSE100は価格調整額狙いって側面が多めですが、S&P500は値上がり益狙いって感じです。私の中では。

どんな感じのやり方なのかは、個別に書いたので、GMOのCFDで資金効率を加味したS&P500への投資方法をご覧下さい。

原油とかもある

他には、原油とかもGMOのCFDで取引できます。
GMOクリック証券のCFDの原油のチャート画面

昨今は原油相場がかなり動いてますが、CFDなので、買いからも入れるし、売りからも入れます。

難易度はめちゃ高いとは思いますが、原油の取引ができ、ロング・ショートどっちもできる選択肢、って意味ではGMOクリック証券のCFD口座は結構貴重かと思います。

原油の値動きで取引をしたいって方のニーズに合うって感じです。

商品系・コモディティ系としては他にも、金や銀、プラチナ、コーンとかもGMOのCFD口座で取引できます。
GMOクリック証券のCFDで取引できるその他のコモディティ、商品の画面

米国株の空売りとかもできる

他には、米国株の空売りとかもGMOのCFDでできます。

アップルだったり、Amazonだったり、有名所の個別株です。テスラだったりもあります。(HPに取扱銘柄は記載があります。)

これも店頭取引です。(GMOクリック証券との相対取引)

米国株だけじゃなく、個別株としては、中国のとかもCFDで取引できる様になってます。GMOでは。

個別株は、買いなら普通にSBI証券とか楽天証券とかで現物(レバレッジ1)で取引できるのでそれで良いかとは思いますが、CFDで個別株を取引する場合の特徴としては、売りから入れる、って部分と、レバレッジをかけた取引ができる、って部分があります。

なので、売りから入りたいとか、レバレッジかけて取引したい、って感じならGMOクリック証券のCFDで個別株をやるのは希望には合うとは思います。って感じです。
GMOクリック証券のCFDのテスラのトレード画面

という事で、GMOクリック証券のCFD口座ではどんな投資ができるのかって事についてでした。

再度まとめると、以下の様な投資ができます。

  • 米国VIベアETF、SVXYの買い持ち(私は超長期投資として)
  • 米国VI、VIX指数の短期先物のロング(S&P500をショートしたいけどショートは嫌って時等に代替になる)
  • 米国VI・VIX指数の短期先物のショート(価格調整額狙い等)
  • レバレッジかけたFTSE100の買い持ち(価格調整額≒配当&株式インデックスでの値上がり益狙い等)
  • レバレッジかけたS&P500やNYダウの買い持ち(覇権国家の株価指数でのレバレッジかけた値上がり益狙い等)
  • 原油等コモディティ系の買い・売り(やりたい投資の選択肢として)
  • 米国株など個別株の売り等

CFDはレバレッジ取引ですし、ショートでの取引は青天井は青天井等、もちろんリスクはありますので、ちゃんと自分がリスクを把握した状態で取引を行う様注意して下さい。

レバレッジを抑えるには、セーフティーバルブのストップロス価格を下げる(上げる)とすれば自分で調整できます。
(現物取引に近づけられる。)

ショートの場合にもセーフティーバルブのストップロスをちゃんと設定すれば青天井は避けられます。

ただ、GMOのCFDは店頭取引ですし、スリッページ等、約定の問題ももちろんあるのでそういったリスクはちゃんと把握した上で行う様注意しておいて下さい。

次ページ→GMOクリック証券のCFDでやりたい投資にいくら必要かの確認方法

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