あまり時間取られずに長期投資していきたいって場合、米国ETFが選択肢として出てくると思います。

で、配当重視の投資にしたい、とか、配当をもらって再投資していきたいって場合、「米国ETFで高配当の物ってどんなのがあるのかな?」って疑問が出たり。

なので、この記事では米国ETFで高配当の物には何があるかを記載します。

結論的には、SPYD、HDV、VYMが濃厚な候補になります。

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米国ETFで高配当なのは?

米国ETFで高配当な物には、SPYD、HDV、VYMがあります。

SPYDは高配当で均等加重

SPYDはREITも含めた配当利回りが高い80銘柄に分散投資できるETFです。

で、更に均等加重型※です。

※投資割合が1銘柄ずつ大体同じ状態での投資。SPYDで言うと全て1%前後程度の割合で組み入れ。

経費率は0.07%です。(低いので良いです。)

HDVはシーゲルさんの研究に近いセクター割合

HDVはエネルギー、通信、ヘルスケア、生活必需品セクターにある程度多めに投資できるETFです。

74銘柄程度への分散投資になります。

セクター的に、シーゲルさんの研究というか、「株式投資の未来」(書籍)における過去の利回りが良かったセクターに近い状態で分散投資できます。(ヘルスケアセクター、生活必需品セクター)

時価総額加重平均型※です。

※組み入れ銘柄の時価総額に応じて保有割合を変えるやり方。時価総額が大きいものは多めに、小さい物は少なめな割合での組み入れ。中・小型株の影響を受け過ぎない。

HDVの経費率は0.08%です。

VYMは更に分散投資の高配当ETF

VYMは金融、消費財、ヘルスケアセクターが多めです。

400銘柄への分散投資ができます。

VYMも時価総額加重平均型です。

経費率は0.06%。

全て、経費率は何も問題ない水準です。というかかなり低いです。

配当利回りはどのくらい?

上記の米国ETFの配当利回りは大体以下の様な感じで買える事が多いです。

SPYDは大体4%~4.5%程度。

HDVは大体3.3%~3.6%程度。

VYMは大体3%前後です。

ETFで、4%程度とか、3%中盤とかの配当利回りがあるならば、個別銘柄の高配当系を買って決算も見ていくってのと天秤にかけると濃厚な選択肢になるって方も多いかと思います。

配当重視だとしても、投下資金の半分は高配当系の個別銘柄をスポット購入、半分は米国ETFの高配当系を分散して定期購入する、等々。(SBI証券のNISA口座での米国ETF自動購入の設定方法

米国ETFの分配金は基本的には増配傾向

これら米国ETFの分配金は基本的には増配傾向でもらっていく事ができています。

SPYDはまだそこまで時間が経っていないETFなので今後分配金の増減がどうなるかは分かりませんが、HDVやVYMは長期的に見れば増加傾向で来ています。

なので、長期投資をするならば、ETFで分散して長期投資しやすくしている状態で、かつ、もらえる配当も保有しているだけで増えていく=投下資金に対しての配当利回りが年々増えていくって感じで保有できます。過去の実績的には。

ただ、減配される年もあるので、毎年毎年増えるってわけではないので注意して下さい。

長期で見れば上がっているって感じの増配傾向です。

大体6%~8%の増配率って感じです。長期で見ると。

配当はいつ出るの?

配当がいつ出るかというと、これらは全て、3月、6月、9月、12月に配当(分配金)が出るETFです。

ドルで証券口座に入金されます。

配当の再投資時期が偏るは偏る

米国ETFは高配当系じゃなくても、3、6、9、12月に分配金が出る物が多いです。

なので、配当の再投資をする場合、時期が偏るは偏ります。

米国ETFの配当は税金が10%と20.315%

米国ETFの配当は税金が現地分(アメリカ)で10%引かれ、更に国内分の税金で20.315%が引かれた状態で入金されます。
株の配当金にかかる税金は?源泉徴収ありだと税率はどのくらい?

なので、配当を計算する場合は注意しておいて下さい。

という事で、米国ETFで高配当な物には何があるのかについてでした。

配当重視ならSPYD(配当利回り4%強程度で買える事が多い)、HDV(3%中盤程度で買える事が多い)、VYM(3%前後で買える事が多い)が候補としておすすめです。

これら3つは経費率も低いです。

また、インカム(配当・分配金)だけでなく、株式なのでキャピタル(株価上昇)もある程度狙えるって感じのETFです。

キャピタルで株価上昇度合いで考えるならば、配当利回り的に逆になって、VYMの上昇度合いが強く、続いてHDV、SPYDとかになっていくのかなと思います。ただ、それぞれセクター割合も違いますし、未来の事なので株価がどうなっていくかは分かりませんが。

これら米国ETFの高配当の物は、増配・たまに減配をしながら、長い目で見ると、もらえる配当が増えてきています。HDVやVYM。(SPYDはまだ始まったばかりなので増配傾向かは判断つかない状態です。)

なので、購入して保有しているだけでもらえる配当は増えてきたってETFです。

で、その上、購入当初から配当利回り3%前後以上で、かつETFなので、分散投資で銘柄選択不要で、長期投資に向くので、配当重視の投資をしたいって場合には選択肢に入れるのを検討して良いかと思います!

長期保有で配当重視なら、他にも連続増配銘柄や、高増配率の銘柄なんかもアリかと思います。

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