GMOクリック証券のCFD口座を開設するには、適格条件を満たしている必要があります。
口座開設の流れの中で、投資方針だったり、資金の性格だったり、投資経験だったりを聞かれるのですが、それがちゃんと申込基準や適格条件を満たしていないと口座を開設できません。
適格条件があるので、「CFD口座を開設しようと思うけど、申込の条件をちゃんと満たしているのか不安・・・」ってなって、申し込むか迷うってなる事があると思うので、この記事では、GMOクリック証券のCFD口座を開設できる適格条件について記載します。
これは口座開設時のGMOクリック証券のHPにきちんと記載があります。
で、そこに記載されている内容がどういう事を意味しているのか、っていう内容の記事です。
GMOクリック証券のCFD口座を開設できる条件は?
結論的にはCFD口座を開設するには数字としては以下を満たしている必要があります。
- 満20歳以上80歳以下
- 年収200万円未満でない状態
- 投資可能金額が100万円以上(入金額が、じゃなく、投資可能金額が、です。)
- 元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上
あとは、質問にある投資方針の回答が適している人なのかどうか、があります。
証券取引口座開設申込受付基準
GMOクリック証券のCFD口座を開設するには、証券取引口座も開設する事になります。
証券取引口座の開設&同時申込でCFD口座も開設って流れになってます。
なので、証券取引口座の申込基準をとりあえず記載します。
以下が、GMOクリック証券の証券取引口座開設申込受付基準です。
当社では次の条件のすべてを満たすお客様に限り口座開設のお申し込みを受け付けております。
- 個人のお客様であること
- 日本国内にお住まいであること
- 満20歳以上であること
- 当社の定める各種規定、約款、ルール等に同意いただけること
- インターネットの利用環境が整っていること
- 日本語でのコミュニケーションが取れること
- お客様ご自身のメールアドレスをお持ちであること
- 取引に必要となるお客様の個人情報を正確にご提供いただけること
- 口座開設にあたり、各種書面の電子交付に同意していただけること
- 金融商品取引のリスクについて十分に理解していただいていること
- お客様本人の名義で取引していただけること
- 証券会社にお勤めではないこと
- 米国籍保有者および米国居住者ではないこと
これらは口座開設のお申込みに必要な条件です。口座開設申込書及び本人確認書類の受け入れ後、当社において口座開設審査を行うこととなります。審査の結果によっては口座開設のご希望に添いかねる場合がありますのであらかじめご了承ください。(例:複数のお客様においてメールアドレスが同一である等、登録情報に重複がある場合。)なお、審査の結果については結果内容に係わらずすべて非開示とさせていただいております。
ちょい意味が分からないって事があるかも知れない部分について、以下に記載します。
「お客様ご自身のメールアドレスをお持ちであること」の部分
「お客様ご自身のメールアドレスをお持ちであること」の部分については、上記の注釈的な箇所に記載されている様に、ちゃんと自分のメールアドレス、である必要があります。
家族とかと兼用しているメールアドレスとかではなく、自分の、自分だけが使っている、メールアドレスです。
口座開設にあたり、各種書面の電子交付に同意していただけることの部分
口座開設にあたり、各種書面の電子交付に同意していただけること、の箇所の「電子交付」というのは、実際の紙媒体での交付ではなく、WEBページ等での交付という意味合いです。
各種書面全てを自宅に紙で配達ではない、という事に同意するかどうかという意味合いです。
金融商品取引のリスクについて十分に理解していただいていること
金融商品取引のリスクについて十分に理解していただいていること、については、元本が保証されているわけではない、元本が欠損する事がある、等々を理解した上での口座開設申込かどうか、という意味合いです。
銀行預金とかと違い、株式等(証券取引口座では株式等の取引ができます。)では、元本は毀損する可能性があるためです。
上記がGMOクリック証券の証券取引口座の申込基準です。
商品CFD取引における適格条件(審査基準的な事)
GMOクリック証券のCFD口座を開設するには上の証券以外にも商品CFD取引における適格条件も満たしている必要があります。
適格条件は商品CFDをやるのに適しているかどうかの条件の事です。(審査基準的な事)
これもGMOクリック証券のHPにちゃんと記載があります。
商品CFD取引における適格条件は以下です。
当社では次の条件を商品CFD取引における適格条件として定めており、すべての条件を満たすお客様に限り、商品CFDの取引をしていただくことができます。
- ご自身が行う取引が、法律上、無効又は取消しの対象となる状態にないこと
- 取引に必要な意思表示等に、支障を生じる疾病、障害等がないこと
- ご自身と同居のご家族に、十分な生活資金があること
- 債務を弁済できない状態にないこと、または債務の弁済能力に起因して、法律上の制約を受けていないこと
- 取引のために借入れをしないお客様であること
- 元本欠損または元本を上回る欠損が生ずるおそれのある取引であることをご理解されていること
- 本人の所在が一定で、連絡が取れる状態であること
- 過去、当社または他の商品先物取引業者と軽微ではない事故を起こしていないこと
- 反社会的勢力、または反社会的勢力に関与していないこと
- 投資可能金額が100万円以上であること
- 20歳以上80歳以下であること
- 元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上である事
すべての条件を満たすお客様に限り、と書かれている様に、GMOクリック証券のCFD口座を開設するには「すべて」満たしている必要があります。
ちょい意味が分からないって事があるかも知れない部分について、以下に記載します。
ご自身と同居のご家族に、十分な生活資金があることの箇所
「ご自身と同居のご家族に、十分な生活資金があること」の部分は、口座開設時の質問にある「主たる資金の性格」の選択肢にある「投資以外の使途確定金」だったり「年金・生活費」等を選択する方は適格条件を満たしていないって事に関係してきます。
投資は余裕資金でやる必要があります。
また、口座開設時の「年収」の選択肢としてある「200~300万円、300~500万円、500~1000万円、1000~2000万円、2000~3000万円、3000~5000万円、5000万円~1億円、1億円以上、200万円未満」で、200万円未満を選ぶ場合も適格条件を満たせていないと判断されるかと思います。
後述する投資可能資金と関連して、それらの取引で追加証拠金が発生という事もあり得る取引なので。
取引のために借入れをしないお客様であることも主たる資金の性格に関係
「取引のために借入れをしないお客様であること」の部分は口座開設時の質問にある「主たる資金の性格」の選択肢にある「借入金」を選択する方は適格条件を満たしていないって事に関係してきます。
ここも同様、投資は余裕資金でやる必要があります。
元本欠損または元本を上回る欠損が生ずるおそれのある取引であることの箇所
「元本欠損または元本を上回る欠損が生ずるおそれのある取引であることをご理解されていること」の部分は、口座開設時の質問にある「CFD取引の投資方針」の選択肢に「元本確保型」等を選択する方は適格条件を満たしていない、って事に関係してきます。
CFDは、元本を確保できる取引ではなく、ストップロスや約定する値次第では、追加証拠金の入金が必要になる事もあるためです。
私は売買差益型です。
投資可能金額が100万円以上であることの箇所
これは口座開設時の質問にある「投資可能金額」がちゃんと100万円以上なのかどうかに関する適格条件です。
口座開設時の「投資可能金額」を選ぶ所の選択肢は「100~300万円、300~500万円、500~1000万円、1000~2000万円、2000~3000万円、3000~5000万円、5000~1億円、1億円以上、100万円未満」となっています。
なので、100万円未満を選ぶ方はCFD口座開設の適格条件を満たしていないって事になります。
ここは数字として分かりやすく記載されています。
入金額が100万円、じゃなく、投資可能金額が100万円です。
CFDは元本超過損の可能性があり、場合によっては(取引の仕方によっては)追加証拠金の入金が必要になる事があるというのもあるので。
他にも、口座開設時の「金融資産」を選択する選択肢が、「100~300万円、300~500万円、500~1000万円、1000~2000万円、2000~3000万円、3000~5000万円、5000~1億円、1億円以上、100万円未満」とあるので、金融資産が100万円未満で、投資可能金額が100万円以上って事にはならないので、「金融資産が100万円未満」の場合もまた、「投資可能金額が100万円以上であること」を満たせていないので適格条件を満たせていないって事になります。
元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上じゃないと口座開設はできない
「元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上である事」の箇所は、口座開設時の「投資の経験」の質問に関してです。
株式取引(現物)、先物OP取引、株式取引(信用)、証拠金取引の経験を以下の選択肢から選ぶのですが、先物OP取引だったり、株式取引(信用)だったり、証拠金取引等の投資経験が未経験だった場合は、適格条件を満たせていないって事になります。
=元本超過損の可能性がある取引が未経験なら口座開設はできない
選択肢には「1年以上3年未満、3年以上5年未満、5年以上、1年未満、未経験」があります。
「先物OP取引」「株式取引(信用)」や、「証拠金取引」は、「どれも元本超過損の可能性がある取引」です。
なので、GMOクリック証券のCFD口座はこれらのどれかで3か月以上の経験が必要です。
証拠金取引は、FXだったり、CFDだったりの事
証拠金取引は、FXだったり、CFDだったりの事です。
「先物OP取引」「株式取引(信用)」が未経験ならば、FXだったりの経験が3ヶ月以上でないとGMOクリック証券のCFD口座で商品CFDをやる事に適していないって事になります。
投資経験がないって場合にはとりあえず今は口座開設はできないって事になります。
その場合は、FX等をやった後に再度CFD口座の開設を申込む事になります。
FXをやるならば、マネーパートナーズの連続予約注文等があります。
仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引も証拠金取引の一種です。GMOコインやDMM Bitcoin等。
株式取引(現物)は元本超過損の可能性がある取引ではない
株式取引(現物)は元本超過損の可能性がある取引ではないので、現物の株式取引の経験が長くても「元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上である事」は満たせていない、って事には注意して下さい。
元本超過損は元本保証じゃない、という意味ではない
元本超過損は元本が保証されない取引という意味ではなく、元本以上の損失になる可能性がある取引という意味合いです。
例えば、以下です。
元本が保証されない取引:株式取引(現物)の場合
元本10万円
元本10万円は保証されないけど、損失が元本10万円を超える事はない
元本超過損の可能性がある取引:FXやCFD等の証拠金取引の場合
元本10万円
元本10万円も保証されないし、損失は元本10万円を超える事もある。元本以上の損失になった場合は追加で入金する事になる。(追加証拠金の入金)
「元本超過損の可能性がある取引の経験が3カ月以上である事」の部分は、後者の様な取引の経験が3ヶ月以上あるかどうか、という意味合いです。
それが、「先物OP取引」「株式取引(信用)」や、「証拠金取引(FX等)」です。
という事で、GMOクリック証券のCFD口座を開設できる適格条件についてでした。
その他に審査に何があるかは第三者には分かりませんが、数字的だったり内容だったりで明言されている事からは上記の様な条件があるって感じになります。
再度記載すると、GMOクリック証券のCFD口座を開設するには、年齢的には満20歳以上80歳以下である必要があり、十分な生活資金があること、の箇所から年収200万円未満でない状態である必要があり(ここは明言はされていないですが)、投資可能金額が100万円以上である必要があり、元本超過損の可能性がある取引(FX等)の経験が3カ月以上である必要があります。
次ページ→GMOクリック証券のCFDの口座開設方法
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