トラリピを始める前に、意識せずとも結構な高利回りを期待している状態になってるって事があると思いますが、トラリピに“過剰な”利回りを期待しない様注意しておいて下さい。
過大な期待を前提にトラリピを考えない方が良いって感じです。
トラリピは為替の値動きが、仕掛けたレンジ内で大きく上下してくれれば、損失リスクは変わらず、利回りが高くなる事もありますが、それはやっぱり為替の動き次第です。
過大な期待を前提にしていると、過剰な(通常あり得ないような)利回りを期待しているかの様な設定に変更しちゃうって事が出て来るので、そうならない様に注意しといて下さいって感じです。
思ったよりスピードが遅いって感じたら、設定変更したくなっちゃう事があると思うので。
思ったより儲からないって感じたら月の利回りを出して考える
仮にトラリピを始めた後に思ったよりスピードが遅い、思ったより儲からないって感じたら月の利回りを出して考える様にしてみて下さい。
そしたら、「もしかして過大な利回りを期待して考えてんじゃないか?」って判断しやすくなると思うので。
例えば、税引前の収益率10%~20%を求めてる場合、月々は0.83%~1.6%程度の利益です。
(単純に年10%~20%を12ヶ月で割れば月の収益率が出ます。)
これは、「100万円入れてトラリピ仕掛けてて、月々8300~16000円」です。←コレ
「200万円なら、月々16600円~32000円」です。←コレ
「10万円なら月々830円~1600円」です。←コレ、をどう感じるか?
年利回り10%~20%は高めの年利回りの部類
仮に、年利回り10%~20%になったのならば投資としてはかなり高めの年利回りですが、月に換算すると「こんなもん」になります。
でも、投資系はトラリピが始めてって場合は、100万円入れて月々8300~16000円って、「思ったより儲からない」って感じやすいかと思います。
で、設定変更に繋がりやすく、より利回りが高くなる様に設定変更ってなると、年利回り10%~20%より上って事なので、過大な利回りを期待、って状態に、結果的になっちゃってる設定にしちゃう事があります。
意識せずとも。
狭いレンジを当てる=裁量トレードに近付く
仮に、上記の利回りで物足りないってなると「狭いレンジの中に厚めにトラリピを仕掛けようかな」って設定変更に動いちゃったりすると思います。
ロスカット水準が変わらないならそれでも良い部分もありますが、そうなると「狭いレンジを当てる」事になります。
=裁量トレードに近付く
レンジが外れやすい=トラリピに投入する資金を超過しやすくなる
そうすると今度は、狭いレンジなので、レンジが外れやすくなります。
レンジ外れたら資金が遊んでる感が出て(トラリピが動かないので)、もっと資金投下ってなっちゃったり(レンジを上抜けた場合)、レンジを下抜けたなら、トラリピ自体は稼働するチャンスがなくなるので、同様に、資金を入れて下にも更に仕掛けたりって、設定を変更しやすくなります。
=最初に決めた「トラリピに投入する資金」を超過しやすくなります
物足りなくてもそれが日々の生活に悪影響のない水準
そうなると、予定より投入資金が多い状態って事なので、値動き的に損失が膨らむ方向に動いたら、毎日毎日気にする事が多くなります。
となると、トラリピっていうかける時間を少なくできる投資にメリットを感じてやり始めたのに、FXに時間とられてるのと同様になっちゃいますし、精神的に負担になってくると日々の生活や仕事にも影響が色濃く出てきちゃいます。
なので、始めた後に、思ったより儲からないなって感じた時は、「意識せずとも、トラリピに過剰な利回りを期待している状態になっていないか?」と考えてみて下さい。
必要だったら、その時の投下資金とその時のトラリピの月平均+スワップを考えて、月の利回りを出してみる様にして下さい。
月々物足りない感が出ていたとしても、数字にして年の利回りで考えると、問題ない利回り、って考えられて過剰な設定に変更するってのを止められたり、特に問題ないスピードって感じられて気にならなくなると思います。
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