GMOクリック証券のCFD口座で米国VIを取引しようか迷っている場合、来月の価格調整額がプラスかマイナスか前もって確認できるのかな?って疑問が出ると思います。

ショートの場合は米国VI(VIX)の性質的にはプラス期待でポジション持っときたいし、ロングの場合は大きくマイナスになりそうなら前もってポジション解消しときたい、みたいな。

こういう時は、正確にいくらなのか分かるわけではないですが、VIX短期先物の価格を確認すればオッケーです。

プラスになりそうなマイナスになりそうかは分かります。

米国VIはGMOクリック証券のCFD口座で取引できる商品です。

GMOクリック証券【CFD】

米国のYahoo Financeで先物価格を調べる

VIX短期先物の価格は、私は米国のYahoo Financeで見てます。

確認の仕方は、Yahoo Financeの検索窓で「VIX 英語表記の月の先頭3文字」を入力すればOKです。※後述

今月と来月の価格を見る

自分が持ってる米国VIの建玉の価格調整額がプラスになりそうかマイナスになりそうかは、今月の先物価格来月の先物価格を調べて、どっちの価格が上か下かを確認します。

例えば、今月(ポジション持ってる月)が9月なら、9月の先物価格を調べ、10月の先物価格を調べます。

9月が期近で、10月が期先です。

期日が近い=期近、期日が先=期先って感じで月がはやい方が期近で、月が遅い方が期先です。

例えば、Yahoo Financeで9月が限月(期限の月)のVIX短期先物を検索すると、2019年9月10日の時は以下の「17.01ドル」です。(株とかと同様、レートは変わります。)
9月が限月のVIX短期先物の9月10日の時点でのレート

で、この時の10月が限月のVIX短期先物のレートは「18.03ドル」です。
10月が限月のVIX短期先物の9月10日の時点でのレート

GMOクリック証券のCFD口座でやる米国VIで、価格調整額が発生する日に行われるのは、この前の月のVIX短期先物から、次の月のVIX短期先物への乗り換えです。(って認識です。私は。)

仮にこの時点で乗り換えが行われるとしたならば、9月の「17.01ドル」から10月の「18.03ドル」に乗り換えられます。

この場合、価格が9月<10月(10月のVIX短期先物の方が価格が高い)で、期近<期先なので、乗り換えが行われると(価格調整額発生日を迎えると)、米国VIの価格が上がります。

GMOクリック証券の米国VIのレート自体が変わります。

期近(期近の価格)から期先(期先の価格)に変わります。

「17.01ドル」→「18.03ドル」。

差は1.02ドル。

この場合、乗り換えで米国VIの価格が上がったので(期先の値段の方が高いパターン)、米国VIのショート(売り)のポジションの人は乗り換えだけで評価額が下がってしまいます。

-1.02ドル×建玉数で評価額が減ります。

この乗り換えの時に減った評価額(増えた評価額)を調整するために「価格調整額」が付与されます。

この場合は、ショートの人はプラスの額が付与されます。

ロング(買い)の人はマイナスの価格調整額が付与されます。

米国VIはこのパターンが多いです。

逆に、9月>10月と、乗り換えると価格が下がるって場合は、ショートの人に有利、ロングの人に不利なので、今度は逆に、ショートの人にマイナスの価格調整額が付与され、ロングの人にプラスの額が付与されます。

このパターンは、ある程度米国VIが上がった後(20ドル以上になった後とか)の、下落の過程で価格調整額発生日を迎えた場合に多いです。

なので、「今回の価格調整額発生日にプラス付与されるかな?マイナスかな?」ってやきもきしたら、「Yahoo Finance等で今月の先物価格と来月の先物価格を調べて、どっちの価格が上か下かを確認」すればOKです。

来月の方が高い&ショートのポジション持ってるって場合プラスが付与されます。

来月の方が低い&ショートのポジション持ってるって場合はマイナスが付与されます。

今月の先物が何月の物なのか判断するには?

もう期限が終わってる先物は開いた時に「No Results」って出てくるので、今月の先物が何月なのかは判断できます。

例えば、上記で言ったら9月時点で検索した場合、「VIXAUG(8月)」はNo Resultsって出てきます。
8月のVIX短期先物の検索結果でNo Resultsって出てる画面

なので、9月を見れば良いんだなって事が分かります。(期近)

期先は10月。

VIX短期先物の英語表記

VIX短期先物(VIX Futures Index)の英語表記は以下です。

これらをYahoo Financeの検索窓に入れればOKです。

VIX短期先物 Yahoo Financeでの検索
(スペースを入れて検索でOK)
Yahoo Financeでの英語表記
1月 vix jan ^VIXJAN
2月 vix feb ^VIXFEB
3月 vix mar ^VIXMAR
4月 vix apr ^VIXAPR
5月 vix may ^VIXMAY
6月 vix jun ^VIXJUN
7月 vix jul ^VIXJUL
8月 vix aug ^VIXAUG
9月 vix sep ^VIXSEP
10月 vix oct ^VIXOCT
11月 vix nov ^VIXNOV
12月 vix dec ^VIXDEC

「VIX 英語表記の月の3文字」で検索すれば出て来ます。(スペース必要)

検索後には下にいけば、その月の前後などはタップでいける様になってます。
Yahoo FinanceでVIX短期先物を検索した後の下の方の他のVIX短期先物が書かれている箇所

いつが発生日かはCFDroidとかで見れる

米国VIの価格調整額がいつ発生するかはCFDroid(GMOのCFD口座のスマホアプリ)とかで、米国VIの画面を表示したり、はっちゅう君CFD(GMOのCFD口座のPCソフトウェア)で米国VIの所を見れば確認できます。

「次回発生日」って書かれてます。
GMOクリック証券の米国VIの価格調整額の次回発生日が書かれている箇所

なので、価格調整額がプラスかマイナスか確認したい!ってなったら、発生日が近付いてきたら先物価格の期近、期先の価格の比較をしてみて下さい。

価格調整額が付与されるのは次回発生日のクローズの後

価格調整額が付与されるのは、次回発生日に入った段階じゃなく、次回発生日のクローズの後です。

このスクリーンショットは日本時間2019年9月12日1:58(深夜)の物ですが、まだ付与されてないです。
米国VIの価格調整額が付与されるのは、次回発生日に入った段階じゃなく、次回発生日のクローズの後

で、クローズした後に確定して付与されます。

GMOの米国VIの価格調整額の計算の例

実際に上記の流れで確認した場合にどんな感じの乗り換えになってるかを以下に記載します。

GMOの米国VIの価格調整額の計算の例です。

今回の米国VIの価格調整額の結果は以下でした。
米国VIの価格調整額が付与された後の画面

米国VIのレート(BID、ASKの部分)が、期先のレートに変わってるのが確認できます。

で、今回のでは、期近が15.71ドル(9月)で、期先は17.34ドル(10月)って事でした。

で、Yahoo Financeでその日のクローズ付近でのレートを確認してみると、以下でした。

9月(期近)は15.72ドル。
VIX短期先物の9月の句クローズ付近のレート

10月(期先)は17.32ドル。
VIX短期先物の10月のクローズ付近のレート

Yahoo Financeの方はまだレートが動いてる時点でのスクリーンショットなのでレートは違いますが、大きな動きもなくクローズしてそれで乗り換えって感じになり、結果、GMOクリック証券の米国VIは「15.71ドル→17.34ドル」、Yahoo Financeのクローズ付近では「15.72ドル→17.32ドル」で、Yahoo Financeで価格調整額発生日近くでレート確認しとけば次の価格調整額がプラスかマイナスか判断できた!って感じになります。

で、結果、今回は「15.71ドル→17.34ドル」の乗り換えなので、1.63ドル分です。

ここに、ドル円のレート(コンバージョンレート。今回は107.78円/ドル)をかけ、バラエティCFDの取引単位10倍をかけたのが、「価格調整額」として表示されてます。

1.63ドル×107.78円×10=1756.814円(画像の価格調整額の1756円)

ASKのレートが「15.76ドル」から「17.39ドル」にレートが上がってて(1.63ドル)、ショートポジションなのに評価損益が「+9040円」と「+9044円」であんま変わってないのが確認できるかと思います。

=価格調整額が反映されて乗り換え自体では評価損益に影響出ない様になってるのが分かる

で、米国VI(VIX指数)の性質的に時間が経てば減価パターンが多いので、売り持ちでレートが下がればその分はまた評価損益に反映されていくって感じの流れです。流れですというかそれが狙いの投資って感じです。米国VIのショートは。

売ってすぐ買うとかはあんま意味ない事には注意

価格調整額がマイナスになりそうだから、ロングだったら先に売っといて、発生日を過ぎたらすぐ買おう、ってのはあんま意味ないので注意して下さい。

この場合、発生日を過ぎたら、米国VIのレート自体が上がってるのでその価格でのポジションになります。

って事は、減価するのならば評価額は下がります。

再度買う事にするとしても、レートが減価した後って感じになります。

って事で、GMOの米国VIの来月の価格調整額がプラスになりそうかマイナスになりそうかの確認方法についてでした。

Yahoo Finance等で今月と来月のVIX短期先物の価格を比較して、来月の方が高いなら、米国VIのレートが上がるって可能性が大なので、レートが上がった時の有利・不利を考え、有利ならマイナスが付与され、不利ならプラスが付与されます。

発生日までの期間が長いと価格の大小は変わる可能性があるので、確認する場合にはある程度、発生日まで近い日にしておいた方が良いです。

S&P500にでかい動きがあった場合には、そこでVIXが突発的に動いてるって事があるので、その場合は再度先物価格を確認する様にして下さい。

米国VIはGMOクリック証券のCFD口座を作成すれば取引できる商品です。

口座開設には条件があるのでこれから作る場合には確認しておいて下さい。

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