GMOクリック証券のCFDで米国VIのロングをやったり、米国S500のショートをやったり、ETFのSPXLを買ったり、米国株を購入したり、そういう時にどのタイミングで入るのが優位性があるのか?って疑問が出たので、S&P500の暴落や下落は何月に始まる事が多いのか?を調べてみました。

結論的には、以下の様な感じが優位性ありそうかな?って感じでした。

S&P500が10%程度以上下落する事が多い月や、上昇に転じる回数が多い月をカレンダーにまとめた物

米国VIのロング、米国S500のショートをするなら

  • 12月にイン!?(下落の発端が1月が多い)
  • 4月にイン!?(下落の発端が5月が次点で多い)

10%以上の下落があった後の米国VIのショート、米国S500のロング、SPXL、なら

  • 6月中旬~月末、9月中旬~月末にイン!?(上昇の発端が7月、10月が多い)
  • 次点で1月中旬~月末(上昇2月)、10月中旬~月末(上昇11月)にイン!?

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米国株の暴落や下落はいつ(何月)が多かったか

以下が、S&P500の約69年間(1950年6月~2019年7月)のその月・その期間の高値から10%程度以上下落した暴落的な物何月開始が多かったかの回数です。

=米国株の暴落や下落はいつ(何月)が多かったか

Yahoo FinanceのS&P500の月足チャート(つきあし)で見た、陰線がでかい月や期間の下落開始の月等の集計です。

※陰線は、月足で言うと、1日(ついたち)のレートと月末のレートを比べて、月末の方がレートが低い時のチャートの線の事です。=その月は下がったって事が一目で分かる。陽線はその逆です。

日足(ひあし)ならばその日(月じゃなく日)のスタート時から比べて終わった時の値が上がった(陽線)か、下がった(陰線)か、になります。

10%程度以上の下落の開始月になった回数(69年間)

優位性(?)
1月 8回 ★★★★★
2月 4回
3月 1回
4月 4回
5月 6回 ★★★
6月 4回
7月 4回
8月 3回
9月 5回
10月 4回
11月 3回
12月 3回

米国株の暴落や下落(10%以上)はいつが多いかというと、12月、4月が多いって状態でした。

これからすると、米国VIのロングを仕込むとか、米国S500のショートを仕込むとかなら、12月が一番手で、次点で4月が優位性があるかも!?って感じになりました。

どちらも下落開始の前に仕込みたいのでひと月程度前でポジション持つって感じです。

米国VIはVIX指数での投資、米国S500は売りからも入れるS&P500での投資です。GMOのCFD口座持ってればできます。

GMOクリック証券【CFD】

米の株(S&P500)の暴落や下落がいつ開始が多いかの内訳

以下が、米の株(S&P500)の暴落や下落がいつ開始が多いかの内訳です。(下落率は6捨7入です。)

月・期間 高値から安値までの下落率
12月
2018年
約16%
10月
2018年
約11%
2月
2018年
約10%
11月‐翌年1月
2015年
(2月も陰線ですが始値と終値がほぼ同じなので1月までとしました。)
※月足なので、ついたちのレートと月末のクローズのレートがほぼ同じでした。
約14%
8月
2015年
約11%
10月
2014年
(陽線ですが下ひげが長いのでカウント)
約9.7%
5月‐8月
2011年
約19%
5月‐6月
2010年
約14%
9月‐11月
2008年
リーマンショックの時期
約43%
6月‐7月
2008年
リーマンショックの時期
約14%
11月‐翌年1月
2007年
約18%
4月‐7月
2002年
約32%
6月‐9月
2001年
ITバブル崩壊の時期
約26%
2月‐3月
2001年
ITバブル崩壊の時期
約21%
9月‐11月
2000年
ITバブル崩壊の時期
約15%
7月‐8月
1998年
約19%
7月
1996年
約10%
2月‐3月
1994年
約9%
6月‐9月
1990年
(10月も陰線ですが始値と終値がほぼ同じなので9月までとしました。)
約20%
1月
1990年
約11%
9月‐10月
1987年
ブラックマンデーの時
約35%
9月
1986年
約10%
4月‐9月
1981年
約20%
12月‐翌年1月
1980年
(瞬間的には12月のみですが1月の下落も大きいので1月までとカウント。下落率は12月の安値で計算。)
約11%
2月‐3月
1980年
約21%
10月
1979年
約11%
9月‐10月
1978年
約15%
1月‐2月
1978年
約9%
7月‐10月
1977年
約12%
1月‐3月
1977年
約9%
7月‐9月
1975年
約15%
1月‐9月
1974年
オイルショックの時?
約38%
10月‐11月
1973年
オイルショックの時?
約16%
1月‐5月
1973年
約17%
5月‐7月
1971年
約9%
4月‐6月
1970年
※下落率は5月の安値で計算
約23%
11月‐翌年1月
1969年
約15%
5月‐7月
1969年
約17%
12月‐翌年1月
1968年
約11%
1月‐2月
1968年
約11%
5月‐8月
1966年
約19%
5月‐6月
1965年
約11%
3月‐6月
1962年
約28%
8月‐9月
1959年
約9%
8月‐10月
1957年
約18%
1月‐2月
1957年
約9%
4月‐5月
1956年
約10%
1月‐6月
1953年
約12%
6月
1950年
約10%

上述した様に、米国株(S&P500)は、暴落、下落の開始になっている月は、12月や4月が多めでした。

株の暴落を買いのチャンスにしやすかったのは何月?

上記は逆に、その次の月、もしくはその翌々月には陽線に転じるって感じの物です。

=株の暴落を買いのチャンスにしやすかったのは何月かの判断に使える!?

なので、米国VIのショートを仕込む、とか、SPXLの買いとか、普通に米国株やSP500のETFのVOO、IVV、SPYとかの買い、のタイミングの参考になる部分があるかも!?って感じです。

10%以上の株の下落の場合に、その下落がいつまで続いたかの判断に使うって感じです。

株を暴落時に買うって言ってもどこが底なのか分からないので、厚めに買うのは何月にしようか、の判断の1つとしてって感じで。

上記の10%以上の下落が収まり、もしくは一旦は収まり(これでも米国VIは下落します。)、米国株全体が(S&P500が)上げに転じた月が何月が多いかは以下です。

米国株全体が(S&P500が)10%程度以上下落した後、反転した回数(69年間)

優位性(?)
1月 1回
2月 6回 ★★★
3月 4回
4月 4回
5月 0回
6月 2回
7月 8回 ★★★★★
8月 4回
9月 4回
10月 8回 ★★★★★
11月 6回 ★★★
12月 3回

あくまでも、10%以上の暴落、下落があった後に、陽線になりやすい月、って事には注意して下さい。

単純に上昇しやすい月って意味ではないので。

この結果からすると、株の暴落を買いのチャンスにしやすかったのは何月かというと、10%程度以上の暴落、もしくは、下落が続き10%程度以上の下落が起きた後の、6月末、9月末、次点で1月末、10月末が機会として優位性がありそう!?って感じです。

=10%程度以上の暴落、もしくは、下落が続き10%程度以上の下落が起きた後の、6月末、9月末、次点で1月末、10月末は、米国VIのショートを仕込むとか、米国S500のロングを仕込む、米国ETFを買う、のに良い時期なのか!?って感じになります。

米国VIのショートのイン(もしくは米国VIのロングの出口)を6月中旬~月末、9月中旬~月末にやる、等。

結局何月に米国VIや米国S500をロングしたりショートしたりすれば良さげか?

以下が、上記の結果のみで考えた場合の「結局何月に米国VIロングしたりショートしたりすれば良さげか?」の再掲です。

米国VIのロング、米国S500のショート

  • 12月にイン!?(下落の発端が1月が多い)
  • 4月にイン!?(下落の発端が5月が次点で多い)

10%以上の下落があった後は、米国VIのショート、米国S500のロング、SPXL等は、

  • 6月中旬~月末、9月中旬~月末にイン!?(上昇の発端が7月、10月が多い)
  • 次点で1月中旬~月末(上昇2月)、10月中旬~月末(上昇11月)にイン!?

という事で、S&P500(米国株全体)の暴落や下落は何月に始まる事が多いのかに関してでした。

10%程度以上の結構な下落はいつが多いかというと、私が調べた感じだと、1月がかなり多くついで5月が多かったです。

米国株の下落に投資する方法としてはGMOのCFDの米国VI(VIX指数)をロングしたり、米国S500(S&P500)をショートしたりって方法があります。

ただ、レバレッジかけれる取引なので充分理解した上で資金管理には注意して行う様にして下さい。

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GMOクリック証券【CFD】

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