ワンタップバイ(現PayPay証券)で米国株を取引するか決める際には手数料がどんなもんなのかが気になると思います。

というか私が気になったので調べてから口座開設しました。

この記事はその時の内容です。

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One Tap BUY(現PayPay証券)の手数料は2つ

One Tap BUY(現PayPay証券)で米国株を買うにあたってかかる手数料は以下の2つです。

  • 取引手数料相当額
  • 為替コスト

取引手数料相当額は株価に含まれてるコスト

One Tap BUYの手数料の1つ目の「取引手数料相当額」は株価に含まれてるコストです。

ワンタップバイは店頭取引なので、ワンタップバイが提示している株価がそれ自体手数料含んだ状態での株価です。

株価※の0.5%の手数料がかかってる事になります。

0.5%の手数料が含まれている株価が提示されていてその株価で購入する事になります。ワンタップバイでは。

=行って来い(新規に買う時と、決済で売る時)で手数料は1%かかる、って事になります。

※基準価格

基準価格の内容は以下の様にOneTapBUYのHPに記載されています。
OneTapBUYの基準価格について書かれている箇所
主に直近の米国各証券取引所(NYSE、NASDAQ、ECN(電子証券取引ネットワーク)等)の中から、最適な条件による気配基準値または直前に終了した市場の終値を参考に、合理的かつ適正な方法で「基準価格」を算出いたします。

「基準価格」に対し~スプレッドを~加算・減算した金額を、~「取引価額」といたします。と書かれています。

スプレッドは基本0.5%です。(現地の取引時間以外は0.7%)

なので、ワンタップバイでは、まず株を買う時に株価(基準価格)の0.5%上乗せの状態で買う事になります。

手数料払ってます。

で、売る時も0.5%、今度は安くなった状態で売る(ワンタップバイに買い取ってもらう)事になります。

手数料払ってます。

なので、行って来いで考えるとワンタップバイでは1%の手数料がかかると言えます。
(バイアンドホールドで長期に買い持ちするとしても、後々に売る場合には手数料が0.5%かかってる株価での決済になるので結局は1%になります。配当狙いでずっとホールドなら0.5%で済みますが。)

積み株じゃない方(高分配・高配当コース)の株は取引手数料相当額はかからない

ただ、積み株じゃない方の高分配・高配当コースの株は取引手数料相当額はかかりません。

MAINとか、ARCCとかの3万円からの定期買い付けになる銘柄です。

これらは上記の「基準価格」そのままで買うって事になります。

=MAINとかはスプレッドの0.5%・0.5%はかからない。

※積み株コースの株は手数料として上述した取引手数料相当額(新規で0.5%、決済で0.5%)がかかります。

こういった銘柄↓は1つ目の手数料の取引手数料相当額はかからないです。
OneTapBUYの高分配・高配当コースのMAINやARCC等

が、その代わりというか、これらの銘柄は後述する2つ目の手数料「為替コスト」が高めになっています。

米国株の手数料が高いかどうかは差で判断できる

ワンタップバイで米国株を買う時の手数料が高いかどうかはその他の証券会社で買う時との差で判断できます。

ワンタップバイで米国株を買う場合とその他の証券会社(SBI証券や楽天証券等)で買う時の株価の差は以下の状態になります。
(リアルタイムの株価なのか終値なのかの違いもありますが、基準価額と株価が同じとしています。)

ワンタップバイで買う時には、まず0.5%多く払って同数状態になる(株数を同量だけ買うには0.5%多く払ってる状態)。けどその他の証券会社は買付価格の0.45%の買付手数料が基本かかる(1回の買付が多額でない場合)。差が0.05%。

で、その後決済の時(保有株を売却する時)に、ワンタップバイでは0.5%引かれた状態(利益0.5%削られた状態)で、売り、になります。

その他の証券会社は価格の0.45%の手数料がかかる。差が0.05%。

なので、行って来いで、0.1%の差があります。

この手数料の差を比較して、ワンタップバイの手数料が高いかどうかを判断って事になります。

例えば銘柄Aの株価(ワンタップバイでは基準価額)が50ドルとすると以下の様になります。

  1. ワンタップバイなら50.50ドルで買う事になる。(0.5%加算)
  2. 時間経って売るって場合に銘柄Aが70ドルになっている場合。
    ワンタップバイでは69.65ドルで売る事になる。(0.5%減算)

利幅は、片や20ドル(50ドルで買って70ドルで売れる)。ワンタップバイは19.15ドル(50.50ドルで買って69.65ドルで売れる)。

その差、0.85ドル。

けど、他の証券会社では手数料が0.225ドルと、0.315ドルかかります。計0.54ドル。

=合計の差が0.31ドル
(=1ドル109円なら33.79円)

米国株Aを50ドルで買って70ドルで売った取引を1回行った場合の手数料の差(その他の証券会社とワンタップバイで買う場合の差)が約33円です。

ワンタップバイの手数料の1つ目、「取引手数料相当額」については、この差(行ってこいで0.1%の差)をどう見るかって感じです。

私は特に問題ないって思ってます。

PayPay証券

ワンタップバイの手数料の2つ目:為替コスト

ワンタップバイで米国株を買う場合にかかる手数料の2つ目は為替コストです。

為替コストもワンタップバイの株価に含まれているコストです。

ワンタップバイは内部的なドル転(円をドルに変える。円でドルを購入する。)として、1ドルにつき35銭または1円かかります。

どっちなのかは買う銘柄のコースによって変わります。

米国株の1000円から買える物(積み株コースで買える物)は35銭です。

Amazonとか、Googleとか、VISAとか、MasterCardとかの方です。

行って来いで1ドルあたり70銭の手数料。

高分配・高配当コースの方は1円が為替コストです。

行って来いで1ドルあたり2円の手数料。

ワンタップバイで米国株を買う時は手数料として為替コストがかかってます。

手数料を比較:SBI証券、楽天証券、住信SBIネット銀行のドル転との差

その他の証券会社でのドル転の手数料と、ワンタップバイでの手数料を比較すると上記の為替コストが高いのか安いのか判断が付きます。

SBI証券(MAIN、ARCCの取り扱いなし。定期買いあり)や楽天証券(MAIN、ARCCの取り扱いあり。定期買いなし)だと円貨決済なら1ドルにつき片道25銭が為替コストです。
(円貨決済は口座に円のまま入ってる状態で米国株を購入する時の決済方法の名称です。)

ワンタップバイの為替コストは上述した様に、1ドルにつき片道35銭。高配当系なら1ドルにつき片道1円がかかります。

1ドルにつき10銭の差SBI証券での円貨決済の定期買いとの比較)
または75銭の差(楽天証券でのMAIN手動買いとの比較)

SBI証券で円貨決済だと1000ドルにつき100円の差

SBI証券で円貨決済で自動定期買付を設定する場合と、ワンタップバイで積み株コースで買える株(AMZNとかVとかの方)を定期買付する場合の為替コストを比較すると、1000ドルにつき100円の差が出てるって事になります。

1000ドルは1ドル108円とすると、10万8千円です。

=10万8千円の買付をすると為替コストとして100円の差が出ます。

=為替コストの差はあまりない

積み株コースの方の米国株ならワンタップバイでの手数料はその他の証券会社と比較しても大きな差はないって感じです。

楽天証券で円貨決済でMAINやARCCの場合との差

ワンタップバイ、楽天証券ともに、MAIN、ARCCの取り扱いがありますが、楽天証券は自動定期買いはできない所です。

なので、楽天証券では手動での買い付け、ワンタップバイでは自動での買い付けって差はありますが、この2つの証券会社でMAINを買う時の為替コストを比較すると、1000ドルにつき750円の差がつきます。

1ドル108円とすると、10万8千円分MAINを買う度に、750円の差が開いていくって感じです。

ワンタップバイの方が高いです。

この差は、手動買付なのか(楽天証券)自動買付なのか(ワンタップバイ)、って感じとも言えます。

MAINは、上述した、ワンタップバイでかかる手数料の1つ目の「取引手数料相当額」はかからない銘柄なので、比較する際は、為替コストの差だけ考えればOKです。

また、楽天証券はドルはドルのままで持っていられるので、配当再投資をしているドルの分に関しては為替コストは0で済むって違いがあります。

=高分配・高配当コースの銘柄を買うなら、手数料の差は結構大きい

ただ、楽天証券は手動での買い付けです。

住信SBIネット銀行&SBI証券なら1000ドルにつき310円の差

住信SBIネット銀行のドル転だと為替コストは4銭でできます。

SBI証券にドルを入金して外貨決済で米国株が買えます

SBI証券はMAINやARCCの取扱いはないので、ワンタップバイと手数料の比較をする際は、積み株コースの方で買える株(VとかMA等)を買う場合で比較する事になります。

SBI証券で米国株を買う時と、ワンタップバイで買う時では1ドルにつき31銭の差が出ます。(住信SBIネット銀行でドル転してSBI証券に入金(入金は手動)して買い付けとの差)

1000ドルで310円の差が為替コストの差です。(ワンタップバイの方が高いです。)

手間の違いなども考えると(ここでは住信SBIネット銀行でドル転してSBI証券にドルを入金っていう手間。SBI証券の方が手間がかかてます。)、比較対象としては、上述したSBI証券や楽天証券で円貨決済する時が合ってるかと思います。

上述した様に、ワンタップバイの積み株コースの米国株を買う場合、その他の証券会社と比較しても為替コスト自体の差はあんまないのでそこまで気にする必要はないかと思います。

ワンタップバイの高配当系の物の方は、配当の事も考えると円転、再投資、円転、再投資となっちゃうので、私は高配当系はワンタップバイではやってないです。

ワンタップバイはドルで口座においておけないので、米国株を購入した場合、配当や分配金はその都度、ドル→円にされて為替コストがかかった上で入金されます。

積み株コースの銘柄でも高配当の物は配当が都度円転されるって部分に留意して、ワンタップバイで買うか、その他の証券会社で買うか判断する様にして下さい。

MAINとか買うなら手動にはなりますが楽天証券とかで手動で買うのが良いかと思います。

定期買付を重視しているならOne Tap BUYって感じです。

個別株の方は取引手数料相当額が行って来いで1%って部分はありますが、他社での場合も行って来いで0.9%かかります。

差が0.1%。

=私は問題ないと判断してます。

株価未満で買え定期買いもできる、のが0.1%っていう手数料の差に見合うかどうか、がワンタップバイを使うかどうかの判断基準となるかと思います。
私はワンタップバイの、少額で暴落時に分散して買いやすくなるってメリット。

時間分散して暴落時に分散して買いやすくなるってメリット。

が良いって感じたのと、保有したいけど買い場がなぁっていう米国株を複数買うのに良いと思ったので、それらの銘柄で定期買い設定してます。

1株の絶対額が高いとか無配当とか(AMZN、GOOGL、FB、TSLA)、配当利回り低めとか(V、NVDA)、丁度良いから合わせて設定(AAPL、MSFT、CSCO)って銘柄です。

で、ワンタップバイ(現PayPay証券)で定期買いでポジポジ病抑えつつ、買い場だと思った所でスポットでSBI証券または楽天証券で買うってしてます。

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