GMOのCFDでは資金効率を加味したS&P500への投資ができます。

個別銘柄じゃなくインデックス投資がしたいけど、スピード感と資金がなって時なんかには選択肢としてはあります。

ただ、リスクはあるので、自分でリスク管理をして投資、ってのをより意識する必要が出て来る投資法なので注意して下さい。

この記事ではどんな感じの事なのかを記載します。

端的に言うと、狙いとしては、S&P500に現物の3分の1以下の資金で投資、もしくは同じ資金量で現物の3倍以上の量で投資したいって時に選択肢としてはあるって感じの投資です。

=得られる利益のスピードが資金量に対して現物の3倍以上になる可能性もあるし、現物の3倍以上のスピードで同量だけ失う可能性もある

GMOクリック証券【CFD】

低レバレッジ→上がったら資金を他の投資に回してスピード感

私が予定しているのは、S&P500が暴落した場合にポジションを低レバレッジで持つって手法です。

暴落時に低いレバレッジでポジションを段々持っていき、仮に後に上がったならば、強制ロスカットレート(GMOクリック証券のCFDのセーフティーバルブシステムのレート)を引き上げて、今までそのポジションのロスカットレートを維持するのに必要だった任意証拠金を他の投資に回すってパターンです。

引き上げた資金は個別銘柄の買付に使ったり、現金として持っておいてその他の投資機会用にプールしておいたり。

こうすると、現物と同じ量のポジションを持っているのに、資金量としては必要な額が減る、わけなので、資金効率が上がります。

こんな感じです。(チャートはYahoo FINANCEより引用)
GMOクリック証券のCFDでS&P500を低レバレッジでポジション持ち、後にロスカットレートを引き上げ出金する投資

S&P500でインデックス投資で長期に買い持ち

仮に、S&P500が上がらなかったら、そのまま低レバでずっと買い持ちしておきます。長期投資でも良いので。

S&P500でインデックス投資で、長期で見れば上げ?を狙った投資なので。

この状態になったのならば、これは、結果的にはETF等現物を購入ってのと同様になります。(VOOだったり、IVVだったり、SPY)

こうできるのは、GMOのCFDが以下の様な物だからです。

米国S500ってのがS&P500連動のETFって感じ

GMOクリック証券のCFD口座では、S&P500先物が参照原資産の米国S500って商品が売り買いできます。

厳密には違いますが、これが、S&P500連動のETFって感じで買えます。↓
GMOクリック証券のCFDの米国S500(S&P500)のチャート

CFDはS&P500でFXみたいな感じ

で、CFD口座は、差金決済取引ができます。できますというか差金決済取引の事をCFDと言います。(Contract For Difference)

レバレッジ取引。

差金決済取引は証拠金分があれば、その商品のポジションを持つ事はできるっていう物です。

現物取引の場合は、例えば、VOO(S&P500連動のバンガード社のETF)を1株買うには、267.67ドル程度かかります。(2019年6月28日時点の株価)

が、これが差金決済取引なら、それ以下のドルから買えるって感じになります。

で、その1株(CFDでは現物と違って建玉たてぎょくと言います。ポジション)に対して、いくらの「任意証拠金」を割り当てるか、で強制的に反対売買が行われるレート、を自分の任意のレートにコントロールします。
(レバレッジをコントロールしている状態)

で、その代償として、それ以下のレートになった場合には、そのポジションは強制的に反対売買されます。

買いで入ったならば、強制的に売りになります。

FXもCFD(差金決済取引)の1つです。

FXは通貨ですが、GMOのCFDでは商品系(金、銀等)とか、個別株とかがあり、その中の1つとして株価指数があります。

で、株価指数で米国S500っていう参照原資産がS&P500(≒S&P500連動)の物があるので、それで投資≒S&P500でFXみたいな感じになります。

S&P500にレバレッジかけて投資ってどういう事か

CFDでS&P500にレバレッジかけて投資ってどういう事かというと、必要証拠金分があるので厳密には違いますが、シンプルに書くとイメージ的には以下の様な感じです。

VOOの株価が267.67ドルの場合でのイメージ例です。(VOOはS&P500連動の現物のETFです。)

証拠金として267.67ドルを割り当てるならレートが0に近い状態になるまでポジションを持っていられる(レバレッジが約1倍に近い状態≒現物に近い状態
約半分の133.83ドルを割り当てるならレートは133.83ドルになるまでポジションを持っていられる(レバレッジ2倍)
3分の1の89.22ドルを割り当てるならレートが178.45ドルになるまでポジションを持っていられる(レバレッジ3倍)
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10分の1の26.76ドルを割り当てるならレートが240.91ドルになるまでポジションを持っていられる(レバレッジ10倍)
(GMOクリック証券のCFDでは株価指数は最大レバレッジが10倍です。これは変わる可能性があります。)

現物での購入に近い状態がレバレッジ1付近で、そこから離れるにつれレバレッジ上げた状態(≒ハイリスク)になります。

こんな感じで、S&P500にレバレッジかけて投資できます。

実際には、必要証拠金+任意証拠金が必要なので、上記より必要証拠金分だけ多く必要です。(関連:GMOクリック証券のCFDでやりたい投資にいくら必要かの確認方法

必要な資金量を少なくする事ができるからインデックス投資の年利が上がる事になる

レバレッジ3倍ならば、約3分の1付近の資金量で、現物と同量のポジションが持てるというのがCFDのメリットの1つとしてあります。
(もしくは同じ資金で3倍持てるとも言えますが、こっちで考えるとリスクがどんどん上がるかと思います。)

これはS&P500の利回り×レバレッジ〇倍の利回りって事になります。

≒インデックス投資の年利が上がる事になる

必要資金がそれだけ少ないのに、同等の利益って事なので。(投資している資金が少ないけどリターンは同様。もしくは、投下している資金が同等ならリターンは×レバレッジ分増える事になる。)

インデックス投資のデメリットとしてスピード感的には微妙ってのがありますが、ここを解消できる可能性って感じです。

私はこっから先のS&P500の利回りは4.5%~7.5%って想定してるので、レバレッジ3倍なら、長期で見れば年利13.5%~22.5%の想定って事になります。

仮に長期のインデックス投資のバイアンドホールドでこれだけの利回りに収束するのだとしたら何も問題ないって感じです。(下値での強制ロスカットのリスクをとってる分の対価って感じです。)

強制的に反対売買

反面、レート次第で強制的に反対売買がされます。(売り)

現物と違いレートがいくらになってもずっとポジションを持てるわけではない。
(自分で任意証拠金を積み増したり等で調整する必要があります。)

S&P500連動のETF(VOOとかIVVとか、SPYとか)を購入してるって方は長期買い持ちでバイアンドホールドって方も多いと思います。

CFDでは、バイアンドホールドは自分がどれだけ任意証拠金を積みますかによって変わるので注意しておいて下さい。

元本超過損の可能性がある

で、値動き次第では売買が成立しにくくなったりするので(現物の株と同様に。流動性の枯渇等で)、それ以上の評価損で強制決済が約定、となったりする可能性もあります。

こうなると、追加で証拠金を入金(GMOクリック証券のCFD口座に入金)する必要が出てきます。

これがリスクです。

なので、資金管理、ポジション量の管理、強制決済のレート管理を徹底する必要が出てきます。

上記ではVOOの株価で説明しましたが、GMOクリック証券のCFDでは「米国S500」の値段で示されます。

SPXLの長期保有もインデックス投資でレバレッジかけた投資

冒頭で3分の1以下の資金量もしくは同じ資金量で3倍以上、としましたが、これは、3倍以下のレバレッジにするのならば、まずはSPXLの方が良いと思っているためです。私は。

SPXLはETFです。ティッカーがSPXL。SBI証券だったり、楽天証券だったりで買えます。現物取引です。

SPXLはS&P500の1日の値動きの3倍の値動きに連動するのを目指すっていうETFです。=レバレッジ3倍

SPXLの長期保有もインデックス投資でレバレッジかけた投資になります。

GMOのCFDでやるS&P500でレバレッジを3倍にした場合との違いはあるのですが、SPXLなら元本を超過して損失を出す事はないので(元本保証ではなく、元本は毀損する可能性はありますが、元本を超えて損にはならない、です。)、S&P500にレバレッジかけて投資=インデックスにレバレッジかけて投資、するならまずはSPXLかなと思います。

他には、CUREとかも買ってます。(ティッカーがCURE。現物のレバレッジドETF。米国のヘルスケアセクターのインデックスの3倍の値動きのETF。=分散して米国のヘルスケアセクターの銘柄にレバレッジ3倍で投資できるETF。)

GMOのCFDでやるならば、最終的には(S&P500の値が上がった場合のロスカットレートの引き上げ後には)、レバレッジが3倍以上になる感じでやるなら検討って感じでも良いかと思います。

あとは、SPXLの減価が気になる、とか、SVXYとか米国VIとかもGMOのCFDで取引したいって感じなら、GMOのCFD口座を作成して米国S500でSP500へのレバレッジをかけた投資をやるって感じで何も問題ないですが。

元本超過損の可能性のある取引の経験が3ヶ月以上必要

また、GMOクリック証券のCFD口座を開設するには、元本超過損の可能性のある取引の経験が3ヶ月以上必要です。

信用取引だったり、FXだったりです。トラリピとか連続予約注文とかは時間少なくできるFXです。
※FXもよりリスクを意識して行う必要がある物なので、始める場合には留意しておいて下さい。

という事で、GMOのCFDでの資金効率を考えたS&P500への投資方法についてでした。

GMOクリック証券のCFD口座では、レバレッジをかけてS&P500に投資できます。

元本超過損の可能性がある取引なので、CFD特有のリスクについて把握した上でやる必要はありますが、S&P500に資金効率を考えて投資したい、インデックスにまぁまぁのグロース株的な動きを期待して投資したいって感じなら選択肢にはなるかと思います。

私は、GMOクリック証券のCFD口座を作成してるので暴落時用にプールしてある現金でやる投資の1つとしています。

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